命と性の日記〜日々是命、日々是性

水谷潔が書き綴るいのちと性を中心テーマとした論説・コントなどなど。
 目指すはキリスト教界の渋谷陽一+デイブ・スペクター。サブカルチャーの視点から社会事象等を論じます。
変ることなきキリストの姿〜 「ネファリアスに学ぶ」(3)
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    映画「ネファリアス」は、人権啓発映画やキリスト教布教映画ではなく、基本的には極めて優れたドキュメンタリー映画です。この映画が、一般社会で大きく用いられている要因はそこにあります。何でもいろいろな映画祭のドキュメンタリー部門で24もの各部門で「最優秀賞」を受賞しているのです。そのことからも、この映画の質の高さがお分かりいただけるのでは?ですから、興味や関心のある方なら、ノンクリスチャンの方にもきっと高い評価をいただけるものと確信しております。

     今回の名古屋の上映会には、是非、教育関係者にお出でいただきたく願っています。女性の性と体の尊厳を考えるために女子教育にかかわる方には是非ともと考えています。また、男性の立場から、売春を通じて女性の人権を考える意味でも、男子校の先生方にも来ていただきたく願っています。そして、教育機関の中で、授業の一環として上映されたらよいのでは?と思っています。それ程、質の高い映画であり、なおかつ私たちが知るべき現実を伝えています。

     さて、今回は私が最も感動して涙した場面の紹介。それはラスト15分ほど、売春をしてきた女性たちがキリストを受け入れ、新しい人生をスタートしていった証しです。証しする女性は結婚し、今は、かつての自分のような女性を助ける側になっているのです!この15分は涙が止まりませんでした。

     それはキリストが今も変りなく生きておられることを、生々しく再確認したことから来る感動でした。イエス様は、遊女を責めることなく交わりを持ちました。それが当時はタブーであり、反社会的行為であったのもかかわらずです。元売春婦の女性三名の証しには一つの共通点があります。それは「イエス様は、私を一切責めず、ただ、愛しているとだけおっしゃった。」ということ。彼女らに愛を示されたイエス様は、福音書が記す2000年前のキリストとまさに同一人物です。そのことを確認して、私は泣けて泣けて仕方ありませんでした。

     フィリップ・ヤンシーは、イエス様にとって人類は二種類だけだったとの趣旨のことを記しています。一つは「罪を自覚している罪人」で、もう一つは「罪を自覚していない罪人」です。前者の代表は、イエス様が罪を責めることなく、愛をもって共に食事をした取税人や遊女たちでしょう。彼ら彼女らは、罪を既に悲しみ悔いていながら、とらわれている罪人です。既に悔いているなら、責める必要はありません。愛されたら、「悔い」は「悔改め」になるのでしょう。そう、真実な罪の悲しみは、を受けて、悔改めとなり、悔改めのを結ぶものです。

     それに対して、後者の代表は律法学者たちでしょう。罪の自覚も悔いもないのですから、イエス様は辛辣にその偽善を責めました。もっともやっかいなのは、「自称義人」「自己義認系偽善者」です。そのまま愛し受け入れても、悔改めはありませんから、きっとイエス様は愛をもって、その悔い改めを願って偽善を責めたのでしょう。

      今回「ネファリアス」を観て、改めて実感しました。真実に罪を悲しむ者を責めずに愛するキリストは、昨日も、今日も変わることがないのだと。2000年前に遊女を責めずに愛し受け入れたキリストが、21世紀ラスベガスの売春婦を同じように愛された事実!まるで冷凍保存されたキリストの愛が2000年の時を経て目の前で解凍されたかのような感動をいただいたのです。

     このキリストの愛を目撃するためにだけでも、この映画は観る価値があると思います。改めて、「ネファリアス」をお勧めします!


     クリスチャン新聞が以前の記事であらすじと共に紹介しています。ご参照下さい。
    “現代の奴隷制” 性的人身売買−−実態描くドキュメント映画「ネファリアス 売られる少女たちの叫び」
    http://jpnews.org/pc/modules/xfsection/article.php?articleid=2498


    繰り返しになりますが、「ネファリアス」名古屋上映会は以下の通りです。
    ✦2013年10月27日(日)名古屋YWCA   愛知県・名古屋市
    開場13時 開演13時30分 上映後NFSJからの情報提供およびQAを行い、16:00頃終了予定。
    場所 名古屋YWCA 最寄り駅:地下鉄「栄」駅 徒歩2分
                  名古屋市中区新栄町2-3  電話:052-961-7707
    参加費:1,000円
    共催:名古屋YWCA、ノット・フォー・セール・ジャパン
    申込先:japan@notforsalecampaign.org
    *映画の内容から、高校生以上の方にお薦めしています。
     
    | ヤンキー牧師 | ポルノ・アダルトサイト・性暴力 | 17:28 | - | - | - |
    公娼制度の虚構 「ネファリアスに学ぶ」(2)
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       映画「ネファリアス」についてのシリーズですが、大切なことを伝え忘れておりました。この映画の根底にはキリスト教信仰があります。映画に登場する救済や回復に携わる方々はキリスト教団体のようです。最後の15分くらいは、キリストとの出会いによって、売春を強いられた女性たち、人身売買加害者男性や買春客男性が、それぞれ囚われから解放され、新たな人生を始めた感動の証しが続きます。これには私も涙しました。

       クリスチャン新聞が既に映画のあらすじを伝えてくれています。その記事でも、キリストを受け入れた女性たちが、回復し、結婚をして、かつての自分と同じ境遇の女性たちのために労していることが記されています。この箇所は、是非とも観て頂きたいと願っています。
       
       クリスチャン新聞の記事はこちら。

      “現代の奴隷制” 性的人身売買−−実態描くドキュメント映画「ネファリアス 売られる少女たちの叫び」
      http://jpnews.org/pc/modules/xfsection/article.php?articleid=2498

       さて、アニマルズのヒットで知られる「朝日のあたる家」という歌をご存知でしょうか?ロックの古典的名曲であります。私は長年、「朝日のあたる家」とは、曲調からして、朝日のあたる家で日陰暮らしをする男性の歌だと思っていましたが、実は、ニューオリンズに実在した売春宿の名称なのだとか。そこで働くに至った女性が自らの反省を悔やむという歌詞であります。このサイトにも解説があります。

      wikipedia「朝日のあたる家」
      http://ja.wikipedia.org/wiki/%E6%9C%9D%E6%97%A5%E3%81%AE%E3%81%82%E3%81%9F%E3%82%8B%E5%AE%B6

       そして、同じく長年、歌詞の意味がわかっていなかったのが、ポリスの「ロクサーヌ」であります。パリで娼婦を見かけたスティングが作ったようです。娼婦に真剣に恋した男性が、体を売ることはないと訴えております。なぜ、女性が娼婦かと分かるかと言いますと、繰返し登場する”red light”という言葉。これは売春施設が灯す赤いネオンのこと。

      ロクサーヌ
      http://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%83%AD%E3%82%AF%E3%82%B5%E3%83%BC%E3%83%8C
       サビのほとんどは、”you don't have to put on the red light.”であります。この曲、当初は売春を歌っているのこと理由でBBCで放送禁止になったらしいです。

       実は、映画「ネファリアス」にはこの”red light”が登場します。まさに赤いネオンが並ぶストリートでした。東欧で頻発する人身売買によって、性労働者として働かされる女性が連れてゆかれる土地の代表は、オランダのアムステルダムです。オランダは多分、先進国では唯一売春が合法化されている国家かと思われます。いわば公娼制度」があるのです。

       「公娼制度」とは国家や自治体の許可を受け、その管理の下で売買春が行われるというシステムです。つまり、売春の公認であります。wikipediaには詳細な歴史的経緯が記されています。これには教えられます。慰安婦問題を考察する参考にもなるでしょう。
      wikipedia「公娼」

      http://ja.wikipedia.org/wiki/%E5%85%AC%E5%A8%BC

       売買春がいくら宗教的、社会的、道徳的に罪や悪とされても、簡単になくなるものではありません。しかし、売春が隠れて密かに、しかし広範囲で行われると深刻な性病蔓延となります。現代のように公衆衛生が整わず、医療も行き渡らない時代や地域では、これが国家や都市の存亡にかかわってきます。そこで、起こってくるのが、公娼制度であります。地域を限定し、管理下に置き、合法化するわけです。これで、公衆衛生上の対処が容易となり、コントロールできないほどの性病感染はなくなります。日本では江戸時代の吉原などの遊郭、戦前の赤線などがそれに相当するのでしょう。

       現代の日本でも売買春は非合法であるにもかかわらず、実質は、地域が限定され、権力の管理下で合法であるかのように為されています。まさに本音と建前であります。時々、現代においても、また日本でも稀に公娼を主張する方々がいます。昔、選挙時のテレビの政見放送で、泡沫候補と言われそうな政党の方々が、公娼制度実現を党の方針としてあげていたのを見たことがあります。

       実は、アムステルダムも2000年から公娼制度を始めているのです。公娼制度が現在も主張される根拠は、性病蔓延防止以外のものとしては、だいたい以下のようなもののようです。

      々餡箸篌治体の管理によって、犯罪組織の資金源などにならずに済む。
      ∪労働者は自由意志で働くことなり、労働者としての人権が守られる。
      8務員に準ずるので、正当な報酬を得ることができ、不当な搾取をされずに済む。

       現在の日本もそれに近いのでしょうが、売春を非合法としながらも、実質的には特定の場所での一定の管理下での売買を黙認するような二重構造的状況ですと、上の三つの問題が生じます。まず、管理を暴力団などの犯罪組織が行れば、利益は団体の資金となっていきます。また、犯罪組織であれば、人身売買や強制、脅しなどの犯罪が伴い、女性の人権が侵害される可能性は高まります。労働行為が違法なので、労働機関や公に訴えられません。さらには、正常な契約関係ではなく、犯罪組織に搾取されやすく、これまた、労働行為自体が違法なので、不当労働行為をどこにも訴えられません。つまり、違法行為ゆえに働く女性は、不当な扱いを受けても泣き寝入りとなります。

       そこで、公娼が主張されるわけです。売買春の本質的是非を問うことなく、それを根絶できない必要悪として、ある意味現実的な対処をするわけです。これは"Worst”をなくすために"Worse"を選択するようなものです。では、これによって上の 銑は解消できるのでしょうか?

       今回、アムステルダムの現状リポートは、私にとっては予想外でした。私はアムステルダムでは 銑が実現できているだろうと思っていたからです。しかし、現実は悲惨な敗北のようです。このred light地域で一番多いのは東欧の女性。ほぼ全員が、人身売買によって働かされています。実質上は自由意志ではありません。辞めさせてもらえません。また、稼ぎはオーナーに一部が支払われ、後はほとんどが犯罪組織に搾取されるようです。

       ここで働く女性たちは、公務員に準ずる性労働者だと思っていた私は、ビックリでした。多分、当初の理念は、犯罪組織の巧みな介入や支配により、崩壊状態に追い込まれている様子。アムステルダムの市長は「犯罪組織をコントロールできないから」という理由で、規模を半分にすることを決めます。つまり、公娼にしても、犯罪組織の支配や搾取は、排除できなかったのです。それどころか、東欧における女性の人身売買の目的地を作り出してしまっているのです。需要を作り出すから、人身売買による供給がビジネスとして成立してしまうのです。

       理科や科学に喩えるなら、公娼制度は、理論値に過ぎません。その実験値はアムステルダムの失敗でしょう。犯罪組織の排除性労働者の人権擁護もできなかったのですから。売買春を合法化するという本質を曲げるなら、それに伴って他のさまざまな罪と犯罪が付随してくるのが、罪人である人間世界の現実でしょう。
       
       聖書は信仰者共同体であったイスラエル社会にも売買春があったことを包み隠さず記しています。社会に貧困があり、人間が罪びとである限りは、売買春を根絶する事は、極めて困難でしょう。だからと言って、必要悪として認め、よりよいシステムとして公娼制度を実行しても、現実はこうなのです。結局、最弱者である貧困国の女性たちが人身売買をされるという悲劇は、一ミリたりとも変りません。ここに公娼婦制度の虚構があるように思えてなりません。

       人間の罪と悪必要悪の是非、常に犠牲となるのは弱者・・・・。そんなことをネファリアスから学び、聖書に立って思い巡らしています。

      繰り返しになりますが、「ネファリアス」名古屋上映会は以下の通りです。
      ✦2013年10月27日(日)名古屋YWCA   愛知県・名古屋市
      開場13時 開演13時30分 上映後NFSJからの情報提供およびQAを行い、16:00頃終了予定。
      場所 名古屋YWCA 最寄り駅:地下鉄「栄」駅 徒歩2分
                    名古屋市中区新栄町2-3  電話:052-961-7707
      参加費:1,000円
      共催:名古屋YWCA、ノット・フォー・セール・ジャパン
      申込先:japan@notforsalecampaign.org
      *映画の内容から、高校生以上の方にお薦めしています。
      | ヤンキー牧師 | ポルノ・アダルトサイト・性暴力 | 16:56 | - | - | - |
      対女性暴力支配と性的利用〜ネフェリアスに学ぶ(1)
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         新しいシリーズですが、連続でなく、断続的に記していきます。

         昨日からでしょうか?同棲相手の女性に暴力を振るい続け、精神的支配をして、金を稼がせ、最後は殺すという事件が、社会に衝撃を与えています。女性を暴力で支配し、風俗店で働かせ、数年万のお金を搾取、拘束された状態でチャットをさせて稼ぎを奪うなどの鬼畜の犯行内容であります。しかし、最も衝撃的だったのは、被害者女性が入院した際に、病院から連絡を受けた警察から事情を聞かれても、暴力被害を認めなかったこと。また、家族に連れ戻されても、元の家に帰り、鎖でつながれ暴力を受け続ける生活に戻ってしまったことです。

         暴力によって、ここまで人間が支配をされて、思考や判断力を放棄して、その支配に服してしまうこの事実に、日本の多くの人々がショックを受けていることでしょう。テレビではDVの専門家や精神科医が、あまり知られてこなかった「暴力支配のメカニズム」を語ってくださっています。これはDVの事例では、珍しくないですし、や性産業の裏側には時に見受けられることです。

         実は最近何度かみている映画「ネファリアス」は、性産業の背後にある暴力支配を描いています。人身売買によって、売春を強いられている女性たちが、暴力と恐怖によって、自由を願う思いを奪われ、自尊心を喪失させられ、思考力や判断力を失い、支配者の思い通りに性労働に従事することを選択するのです。事実上は自由意志を奪われた支配による強制ですが、外面上は自分の意志で選択しているように見えたり、当人がそう話すので、やっかいなのです。

         同様の事は、人身売買によって性産業に従事する外国人女性に対して、この日本でも行われているのです!犯罪組織が、今回の事件の容疑者同様に暴力と恐怖で外国人女性を精神的に支配し、売春させ、搾取をしているのです。また、家出少女や出会い系サイトにアクセスした少女が、同様の状況に置かれていくことがあるのです。日本でも広く行われている「暴力と恐怖による性的支配と性的搾取」。まずは、この事実を知っていただきたく願います。

         本ブログでは「企業と性」というシリーズで、「企業慰安婦」に伴う人身売買の問題を取り上げました。特に(2)と(3)は関連が強いでしょう。
        「企業と性」(1)
        http://blog.kiyoshimizutani.com/?eid=3548
        「企業と性」(2)
        http://blog.kiyoshimizutani.com/?eid=3549
        「企業と性」(3)
        http://blog.kiyoshimizutani.com/?eid=3551
        「企業と性」(4)
        http://blog.kiyoshimizutani.com/?eid=3550

         そこで、改めて「ネファリアス名古屋上映会」のご案内です。名古屋YWCAとNGO団体「ノット・フォー・セール・ジャパン(NFSJ)」が共催です。
        NFSJのサイトはこちら。
        http://www.notforsalecampaign.org/japan/contact/?lang=jp

        NFSJからの名古屋イベントの告知はこちら。
        FBイベント
        https://www.facebook.com/#!/events/564162596965762/

        ネファリアス特設ウェブサイトもあります。
        http://nefarious.jimdo.com/

         ✦2013年10月27日(日)名古屋YWCA   愛知県・名古屋市
        開場13時 開演13時30分 上映後NFSJからの情報提供およびQAを行い、16:00頃終了予定。
        場所 名古屋YWCA 最寄り駅:地下鉄「栄」駅 徒歩2分
                      名古屋市中区新栄町2-3  電話:052-961-7707
        参加費:1,000円
        共催:名古屋YWCA、ノット・フォー・セール・ジャパン
        申込先:japan@notforsalecampaign.org
        *映画の内容から、高校生以上の方にお薦めしています。
        | ヤンキー牧師 | ポルノ・アダルトサイト・性暴力 | 18:22 | - | - | - |
        企業と性(4)〜キリスト者としてできること
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           「最後にキリスト者としてできる事は何か?」ということで、こうした問題に取り組んでいるキリスト者たちを紹介します。

           実は、キリスト新聞社発行Ministryの最新号(17号2013春号)には、「stop!人身売買」との記事が掲載されております。同誌の最新号についてはこちらをご参照ください。
           http://www.ministry.co.jp/contents017.html

           この記事は、性的な人身売買として、外国人だけでなく、出会い系サイト等で援助交際をする日本の少女が、人身売買の対象となるケース、また、性的なものでなく、(カカオ・コーヒー栽培での強制労働・児童労働など)低賃金や無報酬労働に従事させられるものがあるなど、総合的に教えてくれています。

           さらに、この記事によれば、日本は国連人権委員会より「多くの人身売買の被害者の目的国」と批判され、アメリカ国務省からの「政府の取り組みが不十分」との不名誉なランク付けをされているのが現状。つまり、最終的に人身売買に対してお金を出しているのは、日本であり、にもかかわらず、政府の取り組みが不十分とは、何と不名誉なことでしょう。

           特に取り上げられているのが、NGO「ノット・フォー・セール・ジャパン」という団体。代表の山岡万里子さんは、日本基督教団・聖ヶ丘教会の会員とのこと。この団体は国際的組織で、日本支部は2011年に立ち上げられました。

          同団体のサイトはこちら。
          http://www.notforsalecampaign.org/japan/contact/?lang=jp

          このサイトの「世界と日本に広がる人身売買」はとりわけお読みいただきたいです。また、趣旨に賛同される方は、この働きに加わることも可能です。

           人身売買禁止ネットワーク(JNATIP)の共同代表である大津恵子さん(日本基督教団・深川教会・会員)は、記事の中で、外国籍の人身売買者が不法滞在や偽装結婚のため、保護を願い出られず、被害発覚が難しいとの見解を示しておられます。

           同団体のサイトはこちら。大変充実したネットワークと活動である事が分かります。
          http://jnatip.jp/

           また、教会としてこの問題に対して動き出してるところもあるようです。東京バプテスト教会にはそうしたミニストリーグループ、聖書キリスト教会には信徒奉仕者を中心とした被害者サポートがあるとのこと。

           日本社会に生きるキリスト者として、このシリーズでお知らせした事実は、しっかりと受け止めていただければと願います。そして、特別、関心と重荷のある方、「自分にもできることがあれば!」と思われた方は、今回、ご紹介申し上げました団体等のサイトをまずはご覧になることをお勧めします。
          | ヤンキー牧師 | ポルノ・アダルトサイト・性暴力 | 19:54 | - | - | - |
          企業と性(3)〜罪がさらなる罪を産み、罪を深める構造
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             サンデー毎日の記事は三回とも読みました。従軍慰安婦問題との関連や女性の人権論としての掘り下げについては、ちょっと期待はずれでしたが、知るべき事実を知らせるレポートとしては、読み応えのあるものでした。

             人身売買によって企業慰安婦という性奴隷状態に置かれるタイ人女性たち。こうした悲劇がどういう経緯で起こったのか?ライターは次のように解説しています。

             日本がタイに多額のODA→日本企業のタイへの進出→現地での日本人による買春行為の横行→日本人で儲けようとする現地人が起こる→日本の暴力団と協力し日本に向けての人身売買

             創世記3章から11章旧約聖書の士師記などは、神様からの悔改めのチャンスを軽んじながら、罪がさらなる罪を産み、罪を深めていく堕落のプロセスがこれでもかとばかりに描かれています。

             本当に相手国のためなのか疑問視されるODA、それと抱き合わせのような日本企業の進出、日本企業人たちによる性的罪、それに目をつける悪人達、手を組む日本の暴力団、犠牲になるのは、貧しく弱いタイの女性たち・・・・。決してODAや日本企業の海外進出自体が悪いとは言いませんが、そうしたと思われることの中に、罪は潜み、隠された罪が、さらなる罪を産み、罪を深め、弱者を犠牲にしていくのです。

             こうした人身売買が起こる最大の理由は需要があるからです。タイまで行かずとも、タイ人女性の性を買える日本側の需要が、現地から女性を騙して連れてくる供給を産んでいるわけです。こうした目を背けたくなるような醜さの存在こそ最も「美しい国、ニッポン」に反するはず。憲法を変えるのでなく、憲法を活かして人権を尊重国家となることが、美しい国への第一歩でありましょう。この最も醜い罪を悔い改めることなくして、美しい国はありえないのでは。

             一部の日本人男性が行っている人身売買を背景にもつ買春は、通常の買春の何倍も罪深い行為だと私は思います。

            ’秉媼体が神と自らと相手に対しての冒涜。
             買春は、性の非人格化・商品化であり、結婚のために性を創造された神への冒涜であるだけでなく、男性と相手女性が両者が持つ厳粛なる性の尊厳を損なう冒涜でしょう。

            犯罪被害者への加害行為
             これは、特別に貧しく弱い立場の女性を犠牲にして、成立する売買春であります。しかも、その女性は人身売買の犯罪被害者であります。売春を強要された被害者女性への性行為、それは犯罪被害者への性犯罪加害とも言えるのではないでしょうか?

            日本国家貧困国家への冒涜
             タイという貧富の差が激しい国家の極貧の女性たちが犠牲となっています。タイの方々から、見れば「日本は金さえあえれば、何をしても良いと思っている国」と思われます。これは日本の誇りを捨てさせる自国への冒頭行為なのでは?また、反対の立場を想像してみましょう。もし、日本が貧しく、多く日本人女性たちが騙されて人身売買によって裕福な他国で売春を強要されていたとしましょう。どう、思うでしょうか?立場を逆転すれば、一部の日本男性の買春行為は、日本がタイ国家を冒涜していることを意味しないでしょうか?

            た与版簀磴悗協力奴隷制度の支持
             需要があるから、供給として人身売買が起こるのです。でうから、こうした買春行為は、人身売買への協力であります。売春が強制されているのですからこれは「性奴隷」です。性奴隷を利用するのですから、それは、21世紀の日本社会において、奴隷制度を支持する行為に相当するでしょう。

            ニ塾話弔悗財政援助
             買春に伴うお金は、暴力団の資金になっていきます。通常の売春の背後には、必ずしも暴力団が絡んでいるわけではありません。ここ数十年で、性産業の世界には、素人さんがかなり参入しているとのこと。しかし、人身売買が背景にある場合は、支払ったお金は、ほぼ確実に暴力団へと流れていきます。これは男性が、随分多額の資金援助をしていることになります。

             以上のように人身売買を背景に持つ買春は、どんなにか罪深く、さらなる罪を生み出していく行為であるかが分かります。サンデー毎日の記事によれば、中小企業の社長が、大金を投じてタイ人女性を何人のレンタルして、部下たちに食事や酒でもてなす様に、性的慰安を与えることも多いようです。まさに、従軍慰安婦と同様の発想で、企業慰安婦が利用されている構図です。

             人権が尊重されるべき日本社会にあって、最悪の罪とも言えるこの問題。キリスト者として、できることは?既に対処しているキリスト者はいるのでしょうか?それは明日の記事で。

            | ヤンキー牧師 | ポルノ・アダルトサイト・性暴力 | 15:48 | - | - | - |
            企業と性(2)〜企業慰安婦として日本に連れてこられるタイの女性たち
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               サンデー毎日が、6・23号 6・30号 そして現在発売中の7・7号と三回にわたって、日本に騙され連れてこられ、企業慰安婦として売春を強制されているタイ人女性の現実について連載がなされています。

               昨日の記事の通り、海外進出した日本企業の「企業慰安婦」について記事にすることは、事実上タブーとなっているようです。今回は、日本の国内のことで、直接的には暴力団による人身売買で、企業悪の暴露ではないので、サンデー毎日も連載に踏み切れたのでしょう。

               同誌のバックナンバーはこちらのオフィシャルページで。
               http://sunday.mainichi.co.jp/blog/1/

               それぞれ目次程度はお読みいただけます。シリーズ名は、「アジア女性たちの『慟哭』を聞け!捜査資料が暴く戦後ニッポンの慰安所」。そして、上、中、下と三回にわたる記事のタイトルは以下の通り。
               
              上〜「性、奴隷にされたタイ女性、人身売買組織の全貌」
              中〜「人身売買の犠牲になったタイの国立大卒業生
              下〜「慰安婦問題は女性の人権問題だ!」

               上の記事で、まず、あまり知られていない国内の企業慰安婦タイ人女性とそれにまつわる人身売買の現実がレポートされています。

               あまり、詳細に記事を紹介するわけにいかないので、類似のケースを紹介しましょう。騙され日本に連れてこられ、売春を強制される中、殺人罪加害者となりながら、人身売買反対運動に貢献し、世界に女性の人権を訴え賞を与えられた一人のタイ人女性の存在を知っていただきたいのです。この一タイ人女性がwikipediaに掲載されています。

              ウライラット・ソイミー
              http://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%82%A6%E3%83%A9%E3%82%A4%E3%83%A9%E3%83%83%E3%83%88%E3%83%BB%E3%82%BD%E3%82%A4%E3%83%9F%E3%83%BC

               サンデー毎日の記事も、この通りのパターンです。タイ人女性が「日本で稼げる」と騙されて来日。暴力団の仲介で、150万円程度で、店の主人に売られます。この時点で人身売買です。店からは、倍額の「300万円で買った」と架空の謝金を負わされ、返済のために売春を強制されます。

               まずは、逃亡防止のためにパスポートを取り上げられます。売り上げは店と女性で折半ですが、寮費など様々な口実でお金を取られたり、返済状況や残金をごまかされたりで、長期間働かされます。狭い部屋に入れられて、監視され、逃亡すれば連れ戻されてリンチです。こうしたことが、この法治国家で為されており、その気になれば、そうした女性を買いにいけるのが現実なのです。

               こうした人身売買の現実が一般に知られていないので、残念なことが起こります。こうしたタイ人女性が、命がけで、逃亡して交番に駆け込みます。すると警察官は、「お宅のタイ人女性が逃げてきたので、迎えに来て」と店に電話して、女性を返すこともあるのだとか。きっと警察は、「人身売買」との認識がないか「売春は必要悪。自由意志での売春だろうから店に帰るべき」、「借金を踏み倒して逃亡」程度の認識なのでしょう。店に女性を迎えに来るのは、たぶん犯罪者で、戻った女性を待ち受けるのは凄惨なリンチであるというのに・・・。

               一回目の記事の冒頭はショッキングな内容です。それは、ある企業での新人社員研修会での指導です。研修担当者は、次のような内容を男性社員に語ったそうです。

               「性欲の処理については〇〇町に行きなさい。昔、軍隊に従軍慰安婦がいたように、今は企業戦士のための慰安婦が外国から来て働いているから」

               昨日、記したように、この新人社員研修担当は、「旧日本軍と従軍慰安婦」の関係をそのまま「現日本企業戦士と企業慰安婦」平行移動させているのです。まさに、悔改めがなされていないが故の平行移動でありましょう。

               以前、夜の新橋に食事に出かけたことがあります。サラリーマンの聖地であり、安くておいしい飲食店が多いので、期待してでかけました。しかし、意外だったことがあります。それは多くの飲食店に混じっての性風俗店の多さ、また、性的サービスと思われるマッサージに誘う外国人女性

               オフィス街と性風俗が同地域にあるのは、国際的には珍しい現象だそうです。多くの社会では、サラリーマンの聖地「新橋」と風俗街「池袋」のように、別の地域にあるものです。これは、日本のサラリーマン社会が旧日本軍のようで極めて高ストレスの労働を強いられていることを意味するのでしょう。そして、この新橋の風景は、この日本社会が、今も、従軍慰安婦の悔改めをせずに、今も「従軍慰安婦→企業慰安婦」との発想にあることを示しているように思えてなりません。

               実は、日本は国際機関やアメリカなどから、人身売買に対しての意識の甘さを批判されています。性風俗で働く外国人女性の一部は、明らかに人身売買によるものです。その事実を知りながら、啓発せず、防止や摘発の努力を真剣にはしていないのが、日本の現状です。もし、そこに「日本の企業とっての必要悪」との認識が微塵でもあるなら、言語道断。この意識の低さは確かに国際社会から批判されてしかるべきでしょう。

               まずは、読者の皆様にはこうした現実を知っていただきたかったのです。もう、少し、この問題についての考察し、最後にこの問題に向き合い活動するキリスト者たちを紹介したいと願っています。
              | ヤンキー牧師 | ポルノ・アダルトサイト・性暴力 | 17:29 | - | - | - |
              企業と性(1)〜戦後の企業慰安婦と国会議員慰安婦
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                 「企業慰安婦」と言う言葉は、あまり耳慣れないかもしれません。以前、近所の医院の待合室におかれていた「サンデー毎日」の表紙に発見した「企業慰安婦」の文字。三回にわたるこのシリーズは現在も同誌に連載中のはず。記事を一読し、これは、本ブログで扱おうと思っておりました。

                 そうしたところ、今朝配信のNEWSポスト7でも「企業慰安婦」が取り上げてらえており、あまりのタイミングのよさに感激。記事を読んでみれば、びっくりの大暴露です。元民主党(自民→新進→自由→民主)の平野氏が、「私が政治家になる前に国会事務局で働いていた頃、国会対策外国に連れて行って女を抱かせる仕事だった」と衝撃のカミングアウトです。

                「元民主党長老、外国で女遊びした議員慰安婦を語る資格なし」
                http://zasshi.news.yahoo.co.jp/article?a=20130619-00000000-pseven-soci

                 自民、公明、共産、民主でかつて重責を担った大物引退議員4名が、現在の政局について、しがらみなくかなり自由に語り合っておられるようです。暴露話が注目されてしまいますが、話のポイントは、「戦後も東南アジアに進出した日本企業が現地女性を慰安婦のようにしていた」ということ。それを受け村上氏が「男女がおり、戦争があれば、古くて新しい問題」と本質を指摘。

                 その文脈での平野氏の暴露であります。村上氏は国対をしたがそうした経験はなく、伝聞や自慢話を聞いていたとのこと。残念なら、自民党や元自民で現在は他党で活躍中の議員の一部にはそうした方々が存在するわけです。女性に対してこの程度の人権感覚の方々が、国会議員をしている事実があり、慰安婦問題に言及している可能もあるわけです。個人としての遊びではなく、国対の一環だったわけですから、容認してきた政党にも、責任はあるでしょう。そうした事実を受けて、平野氏が主張したかった事は、そうした議員には、慰安婦問題を語る資格がないとのこと。

                 「軍と性」の問題は、古くからの重大問題です。多くの国には非難されるべきことがあるでしょう。しかし、「企業と性」という問題では、日本は他の先進国と比較してとりわけ非難の的とされてきました。東南アジアに進出した日本企業と現地女性女性の性的搾取の問題は、マスコミタブーとされてきたようです。かつて、この問題を記事にしたある新聞の現地記者は日本に呼び戻されたと聞いたことがあります。そんな報道をしたら、大企業からの広告がもらえなくなるからです。

                 ですから、日本から東南アジアに出掛ける「売春ツアー」は国会でも問題となりましたが、東南アジアに進出した日本企業が現地で行っている性的問題は、大手マスコミも国会も取り上げないままでした。

                 こうした問題が起こる原因はなんでしょう?それは、戦後の日本が、「天皇」が「会社」、「兵士」が「社員」、「軍隊」が「企業」、「侵略戦争」が「海外企業進出」に形を変えただけで、旧日本軍の本質とメンタリティーを温存しているからでしょう。「軍隊に慰安婦が必要」との発想は、「企業戦士には慰安婦が必要」に移行したのだと思われます。

                 さらには、同じ発想で、国会議員という血で血を洗うような「権力闘争の戦士」にまで、慰安婦が必要となったということなのでしょうか?それで、個人の遊びでなく、国対の一環として平野氏は「汚れ役」をやらされたに違いありません。

                 そう考えますと、「従軍慰安婦問題」については、本当の意味での悔改めは為されていないのでは?と思えてなりません。行為は悔いても、本質は悔いておらず、それ故に、本質が改められていないのでは?

                 結局、本質である女性の人権を軽んずる発想や性における人権侵害は、形を変えて、継続しているのではないでしょうか?「天皇」は「会社」に、「兵士」は「社員」に、「軍隊」は「企業」に、「侵略戦争」は「海外企業進出」に、形を変えて継続される「従軍慰安婦」、それが、「企業慰安婦」であり、今回暴露された「国会議員慰安婦」とう問題でありましょう。

                 明日は「サンデー毎日」に連載されている日本国内における「企業慰安婦問題」について記してみます。

                | ヤンキー牧師 | ポルノ・アダルトサイト・性暴力 | 10:05 | - | - | - |
                軍と性〜さらなる追加情報
                0
                    実は、私自身、座間キャンプの礼拝に出席したことがあります。知人の男性クリスチャンの一人はそこで働いており、彼とキャンプのために祈ったことも。それだけに今回の事件は、言葉にならない葛藤を覚えました。キャンプ関係者には、こうした罪を心から悲しみ、祈りとりなしているクリスチャンも多くいるのは間違いありません。 

                   一読者から、昨日、そのことを思い出させるメールをいただきました。その方によれば、「米軍内のセクハラと自殺問題は確かに深刻ですが、米国内の自浄努力がまったくない訳ではありません。」とのこと。

                   そこで教えていただいたのが、民間のMorality in Mediaというクリスチャン団体からのニュース。同団体は、軍での規律に反しているにもかかわらず軍隊内の売店でPlayboy, Penthouseなどポルノ紙が堂々と販売され続けていることに長年抗議してきたそうです。そして、先週になってようやく海軍省長官レイ・メイブスは、海軍基地と船舶のすべてからポルノ紙を回収する命令を出したそうです。実際に効果が出てくるのには時間がかかるでしょうが。Morality in Mediaは、名前の通りテレビメディアでのポルノにも抗議活動をしている貴重な団体なのだとか。

                   こうした働きには多様な評価があるでしょうが、キリスト教界による自浄努力があることをお知らせいただけた事は感謝して、受け止めさせていただきました。キリスト教界が軍と性の問題に対して、具体的働きかけをしていることを、日本の教会の一員として考えさせられました。
                  | ヤンキー牧師 | ポルノ・アダルトサイト・性暴力 | 20:03 | - | - | - |
                  軍と性〜現実を伝える情報
                  0
                     以前シリーズで記しました「軍と性」の補足情報です。

                     在日米軍の女性司令官が性暴力についての調査・報告を怠り、更迭とのニュースが報じられておりましたが、具体的な情報がニュースに。被害者はキャンプ座間に務める日本人女性と判明。加害者が司令官の男性上司であったこと、被害者が日本人女性であったことから、報じられているように、強い反発は必須でしょう。詳細は以下のNHKニュースで。

                     「被害者は基地務の日本人女性」
                    http://www3.nhk.or.jp/news/html/20130615/k10015318581000.html

                     このニュースにもあるように米軍内部では、女性兵士に対する性暴力があまりに多く、問題となっております。こちらのWEBRONZAの記事は大変ショックングです。アフガニスタンに派兵された女性兵士の3人に一人は軍隊内でレイプを受け、三人に二人は性的嫌がらせを受けています。さらに悲惨なのは、退役後にホームレスになった女性兵士の39%が軍内での性暴力被害者であること。国家は守っても、同僚女性を守らない軍隊の現実にはやりきれない思いがします。

                    「27分ごとに発生する米軍の性暴力で女性兵士3割レイプ被害」
                    http://webronza.asahi.com/bloggers/2013032200004.html
                    | ヤンキー牧師 | ポルノ・アダルトサイト・性暴力 | 06:58 | - | - | - |
                    河西智美写真集問題〜男子児童の性を悪用しての写真表現
                    0
                       AKB河西智美の写真集が、その表紙画像が問題視されて、発売延期になるとかどうとか問題になっているとは聞いておりました。単に、「セクシーすぎるから」「市民感覚上不快」などの理由かと思っていました。最近、知人牧師が記したブログ記事をご紹介いただき、何が問題視されているのか?ようやく理解できました。裸の胸を手で隠す、いわゆる「手ブラ」をしているのが、少年であることが問題なのですね。これは、法律的には、児童ポルノに抵触する可能性もあるようです。

                       知人牧師は、キリシタン忍者を名乗り、ユニークで、深い考察に満ちた記事を記しております。性の持つ人格性を重んじ、脳科学に基づく緻密な論理を展開しておられます。聖書が持つ性の人格性や尊厳からも支持できる論説でしょう。ここにご紹介申し上げます。

                      「人格的自己開示を理解しないオピニオンリーダー」
                      http://blog.goo.ne.jp/barzillai21c/e/058e5fa7f576b52aef6da413dd889d21


                       これに啓発されて、私も少しだけ論じておきます。単純に問題の本質を示したいと思います。今回の問題については、男女の役割を逆にすれば、問題性は明らかです。つまり、小学生の少女が、男性アイドルの裸の股間を手で隠している写真が表紙なら、どうでしょう?製作側も児童ポルノに抵触する可能性あり、社会的に容認されないと判断することでしょう。

                       しかし、今回の件は、男子児童が女性の裸の胸を隠すという関係ゆえに、チェックを潜り抜け、表紙にまでなってしまったと予想されます。これは、児童ポルノについての日本社会、とりわけ出版側と表現者側の認識が未熟であることを、露呈しているように思います。

                       まだまだ意識の低い日本では、児童ポルノについては以下のような思い込み、あるいは、決めつけがあるのでは?

                       児童ポルノの犠牲者になるのは、女児あるいは少女で、加害者は成人男性。
                       男子児童や少年が、被害者となる場合、加害者は、同性愛者男性(まれに異性愛者成人女性)。
                       大人が児童にそうした性的行為をすることやそれを画像映像化することなどが、問題となる。

                       以上の三つで、ほとんどの事例がカバーできるでしょう。しかし、この思い込みと決めつけをしていると、これ以外の該当事例を見失います。実は、これ以外のことも、法律的には、処罰対象となりますし、そうでなくても、児童と少年少女の健全な育成に反する行為として、社会通念上はは問題視されるわけです。

                       その一つが今回の件です。
                       「大人が、男子児童や少年に指示をして、女性に対しての性的意味を持つ行為をさせること」

                       多分、表現者側は、大人の手であれば、アイドルにふさわしくないが、純粋無垢な少年の手であれば、アイドルのイメージを破壊せず、なおかつインパクトがあると判断したのでしょう。このことには、三者が関与しています。撮影者、企画者などの製作側の大人、河西という成人女性、そして、男子児童です。この三者の中で配慮されるべきは、弱者である男子児童です。

                       この児童の健全な成長や健やかな性の目覚めを破壊してまで、表現の自由を主張し、思い通りの表現をすることは、間違いです。それは、児童の健全育成に責任がある大人が、決してしてはならないことです。たとえ、この写真が世に出なくても、今回の撮影が、この少年の性の目覚めと成長を、ゆがめてしまう可能性は、やはり危惧されます。

                       この男子児童にとっては、今回の撮影は、当人の性的好奇心から、母親や姉や学校の先生の胸に、服の上から触ることとは根本的に意味が違うだろうと心配です。納得の上とは言え、自発的でなく、大人の指示によること。服の上からでなく裸の胸であること、親しい女性でなく、他人であること。これら三点は、他律的で犯罪的要素があるように思うのですが、どうでしょう?

                       私は今回の件に触れて、20年以上昔の「毎度おさわがせします」という番組を思い出しました。
                      ご存じない方は、こちらをご参照ください。

                      http://ja.wikipedia.org/wiki/%E6%AF%8E%E5%BA%A6%E3%81%8A%E3%81%95%E3%82%8F%E3%81%8C%E3%81%9B%E3%81%97%E3%81%BE%E3%81%99

                       中学生の性の目覚めをコミカルに描いた人気ドラマでしたが、必要以上に女性の裸やエッチなシーンも多く、問題視されたようにも記憶しています。私はふと、「出演者の中学生タレントはどうなんだろ?」「こんなエッチなシーンを見たり、演技をさせられて、将来歪まないだろうか?」と心配しました。

                       そして、悪い予想は的中してしまいました。同ドラマに出演していた中学二年の少年タレントが性犯罪で検挙されたのです。犯罪の内容は、幼女への性的いたずらでした。加害者少年の証言によれば、ドラマの収録の中で、何度も大人の女性たちの裸の胸を見て、刺激を受けていたことが原因とのことでした。これは直接触れぬ視覚とは言え、年齢不相応の性的体験でありましょう。

                       中二男子にとっては、、きれいな成人女性のビキニ姿を見るのと、裸の胸を何度も見るのは大違いでしょう。前者は、通常レベルの性的刺激や葛藤をもたらすでしょうが、後者は、性的逸脱をもたらしかねない危険な刺激となります。

                       大人の指示によって、この少年は、触れなくても見るという形で、年齢不相応の性的体験をもち、それ故に性的な逸脱行為にむかったと私は思います。私は製作側の責任は大きいと思います。なぜなら、意図的ではなくても、結果としては、将来ある少年タレントの性を悪用し、将来の可能性をつぶして、人気番組を造っていったからです。

                       児童ポルノの犠牲者は女児と少女だけではありません。男児と少年も犠牲者になります。さらには、児童への直接行為ではなく、児童に指示をして性的行為をさせることも、犠牲者にしてしまうことなのです。

                       何らかの表現が為される時、特に性的表現の場合は、その場に関わる児童や少年少女には、優先的に最大限の配慮がされることを願います。なぜなら、悪意はなくとも、大人が、子どもたちの健やかな性的目覚めと成長を破壊する可能性があるからです。表現の自由やそれによる自己実現や営利は、決して子どもの性を犠牲にすることを正当化しません。

                       今回の件、感情的なバッシングするのでなく、問題の本質をしっかり把握して、児童や少年少女の健全な性の目覚めと成長を、守り導き、手助けできる日本の大人たちとなるためのきっかけにできればと願っています。そう、批判対象とするのでなく、自らの教訓として受け止めることかと思います。
                      | ヤンキー牧師 | ポルノ・アダルトサイト・性暴力 | 15:11 | - | - | - |
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