命と性の日記〜日々是命、日々是性

水谷潔が書き綴るいのちと性を中心テーマとした論説・コントなどなど。
 目指すはキリスト教界の渋谷陽一+デイブ・スペクター。サブカルチャーの視点から社会事象等を論じます。
人質犯罪の悪質さ〜いのちを天秤にかける賢い悪魔の犯罪
0
     邦人7名の死亡が確認されたり、施設内の外国人労働者が情報漏えいの疑いありとか、報道されています。独裁者が去れば、民衆の時代が来るというのは、おめでたい考えで、独裁者が不在となれば、テロリストが活発化するのが、アルジェリアの残念すぎる現実だとの声も聞こえてきます。

     人命は重いです。かけがえのない生命の尊厳、それを悪用するのが、人質事件でしょう。貧しい国や人権が尊重されない国の国民なら、取れるお金も、交渉成立の可能性も低いのでしょう。また、欧米国家は、「テロには屈しない」「交渉には応じない」という基本姿勢で、そこから一定の妥協点を見出すそうです。これは、交渉相手としては厳しいです。それに比して日本は、最初から人質の生命を最優先という方針を公表するので、交渉相手としては、やりやすいようです。どうしても狙われやすさはあるのでしょう。

     今回のことで、改めて、本当の意味での人命尊重とは何だろう?と考えさせられました。たとえば、こんな事件があったら、日本政府はどう判断するのが正しいのでしょう?一人の日本人が犯罪者グループに拘束され人質とされます。犯罪者の要求は、逮捕されている仲間幹部のテロリスト10名の釈放。その10名は、現地の軍と警察が、苦労の末にようやく逮捕して拘束しています。さらには、その10名は、既に何千人もの現地人と外国人何十名をを殺害。今後も釈放すれば、大量殺人を繰返すのは容易に予想できるような精鋭のテロリストばかり。

     果たしてこのような事件があったとしたら、日本政府は、「人質の生命最優先で」と言えるのでしょうか?あるいは、言ってもいいのでしょうか?
     
     これは、大変難しい判断です。なぜなら、単に、日本人一人と10名のテロリストの交換ではないからです。これは、存命中の日本人一人と、まだ、現実とはなってないが、可能性としての将来の何千人もの、現地人の命の交換を意味するからです。

     本当の意味での人命最優先とは、人質の人命最優先とは限りません。現地の国民の犠牲を当然であるかのように自国民の人質のいのちを優先は、過ちでしょう。だからと言って、現地の人々の多くのいのちを優先すれば、助けられたかもしれない同胞を見捨ててしまったかのように、評価されてしまうでしょう。決断をすべき責任者は、どちらの判断をしても日本では、バッシングを受けてしまうことが予想されます。

     こうした犯罪は、決して、天秤にかけてはならぬ人命を、天秤にかけてしまう、最も冒涜的な犯罪であると思います。すべてのいのちは、目的とされるべきであって、手段とされてはなりません。ましてや人命を犯罪の交渉カードにしてはならないでしょう。豊かな国の少数の命と、現地の方々のいのちや平和や正義を天秤にかけてはならないはず。

     「犯人の要求には応じず、しかも、人質は全員無事解放」などという理想的解決は、訓練された犯罪組織の犯行の場合には、かなり困難なのでしょう。場合によっては、どうしても、誰かのいのちを救うために、誰かを見捨てざるをえない状況に強制的にように追い込まれます。あまりにも、残酷な犯罪です。私は人質犯罪を、「賢い悪魔の犯罪」と命名したいです。最も冒涜的で、かつ、人の弱みを握り、計算をしているからです。

     やりきれない思いや怒りをテロリストにだけ向けて、スケープゴート役を担わせ、アルジェリアと日本、双方の課題をスルーしてはならないでしょう。私自身も、誰かをバッシングする誘惑を捨てて、あまりにむごい人間の罪の現実を覚えつつ、悲しむ者と共に悲しむことができればと願っています。
    | ヤンキー牧師 | 生命の尊厳・生命倫理・医療倫理 | 14:44 | - | - | - |
    アルジェリア人質事件「日本人は・・・・」への共感と違和感
    0
       海外での事故で人命が奪われたり、奪われかねない事件が報道される際「日本人は含まれいません」とか「日本人は全員無事でした」などと伝えられます。

       日本向けの報道で、日本人の安否をすることが視聴者のニーズでもありますから、当然だという意見があります。逆に、この国際化した社会で、こうした報道のあり方を疑問視する人もいますし、こうした際にメディアが自国民だけをピックアップして伝えるのは日本くらいでは?との声も聞きます。

       今回のアルジェリアでの人質事件も、同様でした。日本人の安否は気がかりですが、他国民や現地労働者のいのちも等しく大切です。それ故に共感と違和感の両方を抱きながら、葛藤を覚えていました。

       この件については、随分昔に、本ブログで論じております。イエローモンキーのヒット曲「JAM」の歌詞を取り上げて、その葛藤を紹介しています。参考になればうれしいです。

       こんな歌詞です。「乗客の中に、日本人はいませんでした、いませんでした、いませんでした。僕は何を思えばいいんだろう  僕は何て言えばいいんだろう 」

      ポップミュージックが訴える人権(4)
       http://blog.kiyoshimizutani.com/?eid=83

       コメント欄は、当時の第一次安倍内閣を思い出させます。

      〈追記〉
       読者から情報提供をいただきました。中島みゆきにの歌には同じく人質事件を題材にした「4.2.3.」という歌があることのこと。ご紹介申し上げます。中島さんは、強く宗教的な背景をお持ちとお聞きしますが、問題の本質を痛烈に指摘しています。
      http://music.goo.ne.jp/lyric/LYRUTND53003/index.html
      | ヤンキー牧師 | 生命の尊厳・生命倫理・医療倫理 | 15:53 | - | - | - |
      山田GM、クビなどかけないで!あの悲劇を教訓に
      0
         yahooのトップニュースによると、日本ハムの山田GMが「進退をかけて」、大谷選手を入団させると宣言しているのだとか。高卒で言葉の問題や人種差別のあるアメリカでのスタートに、否定的な意見も多くあるようです。ダルビシュのように日ハムで活躍して実績をもって、メジャー挑戦すべきとの声も強いです。GMが進退などかけなくても、説得材料は、いくらでもあると思うのですが・・・。

         http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20121030-00000302-tospoweb-base

         もしかしたら、1998年のあの悲劇を、同じパリーグのGMが忘れてはいないかと心配です。1998年、現在ソフトバンクの新垣選手(ホークス以外は入団しないと宣言)を、オリックスは強行使命。当時の担当は、イチローを見出したことで知られる名スカウト三輪田勝利さん。新垣家に面会を断られ、球団からの叱責を受けた三輪田さんは、板ばさみとなり、自らいのちを断ちます

         三輪田さんの奥様や自慢だった東大卒の娘さんらの悲しみ、不条理な非難を受けた新垣家の方々の苦しみ、責任はないと公言した球団側への野球ファンの怒りなど、今でも、思い出します。

         名スカウト三輪田さんの情報はこちらでどうぞ。
        http://ja.wikipedia.org/wiki/%E4%B8%89%E8%BC%AA%E7%94%B0%E5%8B%9D%E5%88%A9

         ことの性質は違いますが、人の命のかけがえのなさに比べれば、たかが野球です。18歳の少年に大の大人が、いのちだの進退だのかけて、甲子園球児と家族を苦しめないで下さい。大人には、未成年を守る責任があります。獲得に失敗してGMが辞任したら、大谷選手はどんなに苦しむでしょう。これは、脅し、脅迫行為とも誤解を受けかねません。

         希望を表明して貫くだけで、なぜ、責められたり、苦しむことが、予定されるのでしょう!そういうシステムや筋書きの中にまだ、18歳の少年を取り込まないで下さい。新垣選手と同様の苦しみを大谷選手に味わせないで下さい。

         野球界は改めて、三輪田さんの死を思い起こしてくださり、同様の過ちを犯さぬように切望します。山田GMには「進退をかけて」は、是非とも、撤回していただきたいです。「精神誠意」だけで十分でしょう。誠意と説得力ある材料で勝負していただければと願います。

         この記事のカテゴリーは「スポーツ」でなく、「いのちの尊厳」とさせていだきました。
        | ヤンキー牧師 | 生命の尊厳・生命倫理・医療倫理 | 13:02 | - | - | - |
        「他殺+自殺セット」のどうしようもない悪質さ
        0
           和歌山県では、元交際相手の女性を殺したとされる男性が自殺死体で発見。超セレブな生活を失いかけた男性は事実上の家族を殺して、自らのいのちを断ちました。先週は、ご近所トラブルがあった近隣の女性を殺した元警察官が自殺を図り死亡。

           こうした「他殺+自殺セット」には、やりきれなさが付きまといます。単に犯人が逮捕され、裁かれずに終わるからだけではないでしょう。また、遺族が感情の行き場を失うからだけでもないでしょう。

           そこで、私なりにこうした「他殺+自殺セット」のどうしようもない悪質さを考えてみました。

          (1)それは、殺人の罪にさらに殺人の罪を重ねること
           他殺は他者の尊いいのちを奪うことです。自殺も、同様に自分の尊いいのちを奪うことです。神のかたちが刻まれた人命、それは神の所有を意味します。いのちの所有者は神ですから、他者の命は当然のこと、自らのいのちも神の許可なくして奪ってはなりません。一人殺して、自殺することは、二人に対する殺人罪を意味します。一人殺した時点で思いとどまり、自らのいのちは手にかけないで欲しいのです。

          (2)償いを拒否する無責任さと自己中心
           「他殺+自殺セット」は「食い逃げ」ならぬ「殺し逃げ」です。言い換えれば、「逮捕できない世界への逃亡犯」であります。さらに言うなら、「永遠なる償いの全面拒否」であります。これからも苦しみ続ける遺族や被害者の知人たちにお構いなしで、自分だけが、舞台から降りてしまうわけです。それは、償うという社会的責任の放棄、生涯を通じての償いからの逃避を意味します。このことは究極の自己中心を意味しているのでは?

           それとも、ゲームのように画面上の世界も、プレーヤーの自らもリセットしようという発想なのでしょうか?いずれにせよ、「他殺+自殺セット」の背景には、責任が教えられ訓練されることなく育ち、責任観念が欠落しやすい現代の風潮が反映しているように思えてなりません。

          (3)更生、回復、和解の可能性の自己放棄
           殺人犯として、償いの生活を送リ続けるなら、そこには、更生の希望があります。社会に復帰しての人生の回復の可能性もあるでしょう。何より真摯な償いが遺族に認められ、和解や赦しの可能性だってあるのです。
           殺人犯には、更生、回復、和解の希望があるのです。それには長く、厳しく、辛いプロセスが伴います。そこから逃げる自殺は、与えられている希望を、自ら放棄することです。法律が、究極的には、神が与え給うた希望を捨てて、絶望を選ぶことの不遜さを思います。

           「一人殺すも二人殺すも同じ」と言いますが、同じではありません。一人でも多くの人がいのちに歩むことが正義であり、善であり、神のみこころです。ましてや、「他殺」と「他殺+自殺」は、同じではありません。上の三つのことがその理由です。

           自分にとっての誰かと自分の人生を、「強制終了」させることは、いのちの与え主であり、所有者である神に対しての最大レベルの冒涜でありましょう。

           他者のいのちを奪って、自らのいのちを断つ・・・。そんな事件が続く中、今回の記事を書かずにはおられませんでした。
          | ヤンキー牧師 | 生命の尊厳・生命倫理・医療倫理 | 09:53 | - | - | - |
          親子心中から考える小さないのちの尊厳(3)
          0

             これまた「アメリカ人親子心中クレイジー評価説」をお教えいただいた方よりの受け売り。ある書物に記されていた実話です。伝聞であり、記憶も曖昧なのですが、趣旨はお伝えできると思いますので、私なりに再現してみます。

             重度の障碍を持つ小学生男子の母親。子どもの将来を悲観して、親子心中を図ろうとしたその時のこと。子どもが母親に言います。

             「死ぬなら、かあちゃん一人で死んでな。ボク、まだ、やることいっぱいあるから。学校の生徒会が忙しいんや」

             この言葉を聞いた母親は、自分の間違いを悟り、心中を思いとどまったとのこと。


             この子には、この子の人生があること。存在意義も社会的使命もあること。道連れにしてそれを奪う権利は自分にはないこと。きっと、わが子の訴えを聞き、そんなことをこの母親は悟ったのでしょう。

             他者感覚に欠ける時、犠牲を惜しまぬ崇高なる母の愛でさえ、愛とは正反対の判断や行動へと結び付けてしまうのでしょう。

             この重度障碍児は、自らの思いを伝えることができました。実際には、それさえもできない児童、幼児、胎児が多くいることを私たちは忘れてはならないでしょう。

             胎児だけではなく、そうした小さないのちの代弁者となって、親とは別の独立したいのちの尊厳を訴えること、それは、いのちの所有者である神とであったキリスト者、および教会に委ねられた使命の一つでありましょう。

             

            | | 生命の尊厳・生命倫理・医療倫理 | 09:02 | comments(0) | trackbacks(0) | - |
            親子心中から考える小さないのちの尊厳(2)
            0
               親子心中をアメリカ人はクレイジーと評価すると教えていただいた方によれば、日本人が母子心中に至るようなケースにおいて、アメリカ人なら、自分ひとりが死ぬか、子ども一人を殺すのだそうです。つまり、決して子どもを道連れにはしないのです。ここに他者感覚の強さ、子どもを個人として尊重する文化の根強さを思います。

               オウム真理教による坂本弁護士一家殺害事件の現場では、坂本弁護士の妻は、子どもだけは殺さぬよう懇願したと伝えられています。自分は死しても、子のいのちを守りたいと願うのは、時代、宗教、文化を超えて、愛情深い親が持つ共通の思いでしょう。しかし、自分が追い詰められた状況では、親子心中に走ってしまう日本の母たち。その根源にあるのは、やはり他者感覚の欠如だと思うのです。

               ここでちょっと考えてみたいのです。読者の皆さんはどちらをひどい母親だと思いますか?

               ?子どものみを殺害した母親
               ?母子心中を図った母親

               私自身は、?の母親に対しては怒りを覚えますし、勝手に「鬼」であるかのような印象を持ってしまいます。?の母親にはなぜか、同情心を持ってしまい。不思議と非難する気持ちが起こりません。これは極めて日本的で心情的、主観的な判断でしょう。

               私は反省を持って、「そういう印象を持つのは仕方ないかもしれないが、その印象を基準に善悪の判断をしてはいけない」と考えています。つまり?の方が同情の余地があるから悪くないと安易に判断できないだろうということです。

               客観的に見るとどうでしょう??の場合は、失われたいのちは、一人です。しかし、?の場合は、失われたいのちは二人です。奪われたいのちの数で罪の重さを計ることが必ずしも正しいわけではないでしょう。しかし、日本は「一人殺しても無期懲役まで、二人殺せば死刑もありうる」との相場を持つ社会です。

               神様の視点から見れば、一人子を与えたほどかけがえのないいのちが、?では一人、?では二人奪われているわけです。そう考えますと、人間側の同情心や主観的感覚によって、?の方が?よりも罪深いと判断することは、必ずしも正しいとは言えないでしょう。少なくとも、キリスト者は自分に信仰があるからといって、自分の主観的な印象や感覚で善悪を判断してはならないでしょう。むしろ、客観的事実をよく観察し、神の視点から判断すべきでしょう。

               「わが子を手にかける母親母子心中を図る母親、どちらがより残酷か?より罪深いか?」

               この問いは私たちの奥深くに潜むものを探り出す問い掛けではないでしょうか?
              | | 生命の尊厳・生命倫理・医療倫理 | 21:41 | comments(0) | trackbacks(0) | - |
              親子心中から考える小さないのちの尊厳(1)
              0

                 児童福祉に詳しい方の話しによれば、親子心中についてのアメリカ人の評価は「クレイジー」だそうです。「善悪」や「賛否」の問題ではなく、まず、「正常ー異常」の問題であるかのよう。それに対して日本の文化では、「善悪」において「」、「賛否」については「」であっても、心情的には一定の理解や共感、同情があるものです。

                 東京神学大学の近藤勝彦師は、その著書中、聖書の生命観を「神の所有、人への委託」と簡潔に表現しておられます。つまり、自分であれ他者であれ、いのちは神のもので、その人、あるいは保護者に委託されているに過ぎません。近藤師はさらに、人工妊娠中絶の根本原因を「(親の胎児に対しての)他者感覚の欠如」と指摘します。

                 日本文化や社会における諸問題の根源の一つは、この「親の子どもに対する他者感覚の欠如」でありましょう。子どもを自分とは他者、つまり別人格、別の独立した尊ぶべき人格として受け止めないことが、様々な問題につながっていると思うのです。

                 子どもが胎児であれば、それは「自分のもの」「自分の一部」との感覚となり、安易な中絶となります。子どもが乳児であれば、遺棄に、幼児や児童あれば、虐待や育児放棄となるでしょう。近年は、中学生の息子と共に入浴する母親が多いの指摘をしばしば耳にする日本社会です。長時間労働に夫を取られた母親が、著しく他者感覚を失えば、過保護、過干渉、母子密着などによって息子の自立を妨げてしまうことでしょう。

                 中絶、遺棄、虐待、育児放棄、男性の自立不足などは、元をたどれば、「親の子どもに対する他者感覚の欠如」にその一因がたどり着くのでは?そして、他者感覚の欠如がもたらす最悪の結果は、母子心中なのでしょう。

                 きっとアメリカ人が母子心中を「クレイジー」と評価する感覚は、日本人が、「一人の母親が見知らぬ子どもを道連れにいのちを断った」という事件に対して抱く感覚に近いのでは?などと思ってしまいます。

                 クリスチャンになったらかと言って、こうした根強い感覚の領域にまですぐに福音の光が届き、価値転換が行われるわけではないでしょう。中絶や虐待問題に限らず、クリスチャンの親や家庭の問題の原因が、こうした「子どもに対しての他者感覚の欠如」である事例は、少ないないようにお見受けします。

                 また、こうした他者感覚の欠如を助長するのが、夫婦関係でもあります。心通じ合わぬ夫婦関係や夫への失望が母子密着を助長することを思えば、男性たちの責任は極めて重いと判断すべきでしょう。

                 母子心中を「クレイジー」と感じる感性が絶対正しいとは申しません。しかし、日本社会に生きる者は、そこに学ぶべきではないかと思うのです。お互いの知的価値観のさらに心の奥深くにある感性の部分にまで、福音の光がとどき、造りかえられることの大切さを痛感します。

                | | 生命の尊厳・生命倫理・医療倫理 | 17:06 | comments(0) | trackbacks(0) | - |
                自己価値と人生の意味は、性といのちに直結
                0

                   昨日の永原郁子先生の講演会は大変、有意義なつどいとなりました。お祈りの応援を感謝します。会場前から、お出でくださる方も目立つなど、永原先生への期待を痛感。何と!どうしてもこの機会に永原先生の講演をということで、本当に沖縄から飛行機で名古屋まで、来られた会員の姉妹も!70名を超える来場があり、会場もほぼ満席状態。

                   永原先生の素晴らしいところは、性といのち、人生、子育てをまとめて、一つのものとして語ってくださるところだと思います。昨日も、「自分に価値があると思うかどうか?」「人生に意味や目的を持っているか?」の二つが、その人物の性行動やいのちへの尊厳に直結することを教えていただきました。

                   自己価値が認められず、人生の意味を実感できないと、人は二つの極端に走るそうで、一つは快楽に溺れること。性的快楽への没頭はその一つ。もう一つは、死を願い、いのちや自分を大切にできなくなるということ。

                   お話しを伺い、深く納得。自分に価値が認められず、人生の意味も持ちぬなら、その空しさから一時的にも、逃避しようと人は快楽に身を委ねるでしょう。様々な依存症の背後にはそうした要因を持つ場合は少なくないだろうと思われます。男性に抱かれることで自己価値確認を行う少女もいれば、空しさを忘れようと性依存症になってしまった中高生男子の話を時にお聞きします。

                   つくづく、若い世代が福音を必要としていることを覚えます。なぜなら、福音は自己価値と人生の意味を与えるからです。

                  「私の目にはあなたは高価で尊い」
                  「あなたは神が死なれたほど、価値がある」
                  「価値があるから愛されるのでなく、神がいのちががけ愛したあなただから価値がある」

                  福音は、神の愛を根拠に、すべての人に自己価値を与えるものです。

                  「君は愛されるために生まれ、人生は、その愛に応えるため」
                  「神様の素晴らしさを現すための人生」
                  「キリストにあってよい行いをするための人生」

                  福音は神との関係にあってすべての人の人生に意味を与えるものです。

                   自己価値と人生の意味を持ちうることが、キリスト者の幸せであり、性の快楽に溺れ、自らのいのちを粗末にする危険から、信仰者を守るのでしょう。

                   もちろん、悲惨な生育歴や心の病などによって、性的快楽に流れやすく、自らのいのちを大切に思えなくなるクリスチャンの存在も覚えなくてはならないでしょう。決して、信仰不足で片付けてはならない課題として、簡単なことではありませんが、苦しむ方々に寄り添えるような教会の交わりであればと願います。

                   「自分に価値があるかどうか?」と「自分の人生に意味を実感できるかどうか?」

                   それは、「自分の性といのちを大切にできるか?正しく用いられるか?」に直結することなのでしょう。

                  | | 生命の尊厳・生命倫理・医療倫理 | 17:18 | comments(0) | trackbacks(0) | - |
                  イエス様も通られた受胎から出産までを最新技術の動画で
                  0
                      11月19日の記事で一人のクリスチャンの方からお知らせいただいた胎児の動画のご紹介しました。英語が十分聞き取れなくても感動しました。お知らせくださった方から、本日は朗報!何と日本語字幕で読めるのです。

                    Alexander Tsiaras: Conception to birth -- visualized 
                     http://www.youtube.com/watch?feature=player_embedded&v=fKyljukBE70#

                    その方からのご説明。
                    「画面のすぐ下に、Subtitles available in とあり、右横のダイアログで 16 languages[off] とありますが、Japanese を選びますと、すべての内容が、日本語字幕で読めます。」

                     さっそく日本語字幕で見るなら、この数学者のプレゼンの意図がよく伝わってきました。受胎から、出産までのプロセス、ありえないような正確な情報伝達、そこに感じる神秘、神の存在の想起。いのちの尊厳、さらには胎児の人権や中絶防止に有効な映像。ぜひ、日本語字幕入りで、多くの方にご紹介いただければ感謝です。

                     クリスマスを前に、神が人となり、イエス様もこのプロセスを通過されたのだなーと思えば、感無量であります。この動画、胎児となられたイエス様のお姿と重ね合わせるなら、別の視点、新たな感動をもって、クリスマスを迎えられるのではないでしょうか?
                    | | 生命の尊厳・生命倫理・医療倫理 | 10:24 | comments(0) | trackbacks(0) | - |
                    出産までの胎児の成長、お勧め動画
                    0
                       昨日、一人のクリスチャンの方から動画のご紹介。これは感動しました!
                      ご紹介いただいた方のお話では、動画を作成した人物は、学者の方のようです。特別、信仰や創造論の立場ではなく、客観的に人間の身体の素晴らしさを伝えていると思われます。これは信仰の有無に関係なく、いのちの尊さを伝える映像だと思いましたので、ご紹介申し上げます。2:00-6:00あたりが、胎児の映像です。

                      Alexander Tsiaras: Conception to birth -- visualized 

                       http://www.youtube.com/watch?feature=player_embedded&v=fKyljukBE70#
                      | | 生命の尊厳・生命倫理・医療倫理 | 10:14 | comments(0) | trackbacks(0) | - |
                           12
                      3456789
                      10111213141516
                      17181920212223
                      24252627282930
                      << September 2017 >>
                      + SELECTED ENTRIES
                      + RECENT COMMENTS
                      + RECENT TRACKBACK
                      + CATEGORIES
                      + ARCHIVES
                      + MOBILE
                      qrcode
                      + LINKS
                      + PROFILE