命と性の日記〜日々是命、日々是性

水谷潔が書き綴るいのちと性を中心テーマとした論説・コントなどなど。
 目指すはキリスト教界の渋谷陽一+デイブ・スペクター。サブカルチャーの視点から社会事象等を論じます。
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神が今日求め給う「傷ついた癒し人」と「傷つける愛し人」
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     「父となる旅路」から考える母性愛と父性愛のシリーズは、それなりに好評であったようです。
             

    (5)に対してはFBの方ではこんな応答が。(太字は私の編集)
     
     青年期を振り返るとき、大切な転機となったのは幾人かの年長者の愛ある叱責、警告、問いであったように 思います。ある人は細やかな配慮の中で控えめに、ある人は多少の誤解を恐れず大胆にぶつかってくださいました。その時、確かに自分のことについては言い訳はそれなりにしやすいわけですが、神は人間関係、特に信仰者の交わりの中で、人間の限界を用いつつそれを超えて語り給うと信じて、先ずは聴く、そして御心を問う、というというふうにすることで、己を違った角度から見つめ直し、砕かれる経験をしたように思います。


     傲りにせよあきらめにせよ、もう変わらない、変わる必要もない、というのではなく、常に生かされ変えられて行くことに開かれている、というところに信仰生活の革新があり、しばしば母性的と捉えられる聖霊は、しかし革新者、変革者として立ちたもうという意味においては、先生の記事の文脈で言うところの「父性愛」を持って働いておられるのかもしれません。


     以上が引用です。信仰者の交わりの中、年長者からの愛のある叱責が青年期の転機となること。聖霊の働きが父性愛的側面を持つこと。適格で鋭い考察と指摘だと思いましたので、ご紹介しました。残念ながら、昨今は相手を傷つけることを恐れるあまり、こうした人間関係の中での恵み、聖霊の父性愛的な働きが経験されなくなっているのかもしれません。


     また、ある方は(4)を。シェアをしてくださり、その際に、箴言27:6の後半のみことばを記されました。

    「憎む者が口づけしてもてなすよりは、愛する者が傷つけるほうが真実である。」


     これら二つのことを通して、考えました。

    (後記:以下は、一連のシリーズ記事の文脈の中、豊田先生による「父性愛」の定義の中でお読みください。)


     「傷ついた癒し人」という表現があります。イザヤ53:5は記します。「彼への懲らしめが私たちに平安をもたらし、彼の打ち傷によって、私たちはいやされた。」キリストは傷つけられたことによって他者を癒す者となられました。同じように、小さなキリストであるクリスチャンたちも傷つけられた経験が用いられて、他者を癒す者とされるのでしょう。

     一方で、真実な愛の故に愛する者の罪や課題を指摘し、その結果として相手を傷つけてしまうことがあります。愛の名目で人の罪や欠点を指摘して、意図的に傷つけるのではありません。傷つけることが目的はなく、予想される結果、リスクなのです。目的は罪であれ欠点であれ、課題を示し、相手がそれに向き合い、回復成長し、祝福されることです。相手を傷つけてしまえば、その事実が自分を傷つけます。それでも相手のためにと願うのは、自己犠牲を伴う献身的な愛キリストの愛と言うべきでしょう。

     (後記:愛という動機が相手を傷つけることを正当化するわけではありません。これは、相手を傷つけ、それによって自らも傷つくことを恐れるあまり、愛することから逃げてしまうことへの警鐘です。また、エペソ4:15の「愛をもって真理を語り」とのみことばに生きることを願って記しています。この点は誤解をされませんように。)


     私はそれを、「傷ついた癒し人」ならぬ「傷つける愛し人」と呼びたいです。


     そして、思うのです。

     傷つきやすい現代人が集う日本の教会において、今、神様が求めておられるのは、

     傷ついた者を癒す「傷ついた癒し人」とともに、

     傷つけることを恐れず愛する「傷つける愛し人」でもあるのだろうと。


     そう、君も誰かの「傷つける愛し人」になろう。

     傷つける愛し人に愛されたら、たとえ傷ついても、逃げず、心閉ざさず、逆切れせず、その愛を感謝し、受け止め、その真実の愛に応答しよう。
    | ヤンキー牧師 | キリスト教界(論説読みきり) | 15:35 | - | - | - |
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