命と性の日記〜日々是命、日々是性

水谷潔が書き綴るいのちと性を中心テーマとした論説・コントなどなど。
 目指すはキリスト教界の渋谷陽一+デイブ・スペクター。サブカルチャーの視点から社会事象等を論じます。
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誰がイエス・キリストを殺したのか?(4)
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     マタイ27:11−26から「誰が、イエスキリストを殺したのか?」を考えるシリーズの今日は4回目、そして最終回です。
     
     ここまで、マタイ27章イエス様の裁判の場面から、イエス様を十字架につけた人々の罪を三つのポイントで見てきました。それは「エリート達の妬み」であり、「責任者の自己保身」であり、「群集の付和雷同」でありました。そして、それは私たちの罪と言えるのではないかと、みことばの前にお互いが自らを検証してきました。
     
     
    ある時、クリスチャンと未信者が共にいる場で、一人のクリスチャンが言いました。「クリスチャンたちが、『私のためにイエス様が十字架に架かってくださり、感謝、ハレルヤ!』とうれしそうにしているのを見ると腹が立つ」というのです。その理由を問われるとその方は、こうおっしゃいました。「私のためにイエス様十字架についただけじゃないだろ!自分が、イエス様を十字架にかけたんだろう?それがわからないクリスチャンに腹が立つ」。ドキッとさせられる発言でした。確かに、「自分のために」だけでは、おめでた過ぎ、罪も恵みもその認識が浅すぎるのかもしれません。

     それを聞いた未信者の一人が言いました。「私はまだ自分の罪が赦されるということが分からない、だからクリスチャンになっていないの。でも、私は自分がイエス様を十字架にかけたのは分かる。私がイエス様を十字架につけたと思っている。」

     長年福音に触れ続けてきたこの方はクリスチャン以上に自分の罪を自覚しておられるのだと私は感動しました。同時に、自分はどうだとうと問われました。愚かにも、クリスチャンだから、牧師だからという理由で自らの罪を差し引き、割引して見積もっていることを示され恥ずかしく思いました。


     このシリーズのは最後として、救世軍の創始者として知られるブース大将の夢を紹介します。ブース大将は、十字架にまつわる一つの夢を見たそうです。キリストが釘付けされた十字架の前に自分が立っています。その苦しみを見るに忍びなく、何とかお助けしたいと願います。夢にはよくあることなのでしょうが、脚が前に進みません。いらいらしていると一人の小柄な男がはしごをかついて十字架の下に駆けつけます。そして、はしごを十字架にかけて、上っていきます。

     「ああ、よかった救いに行ってくれる人がいて」と思っていると、その男は、腰から金槌を取り出します。そして、イエス様が釘付けされているその釘を、抜けないようさらに深くまで打ち込んだのです。その男が群集の方を振り返り、にやりと笑ったその笑顔に、ブース大将は愕然とします。何と、その男の顔は、ブース大将その人の顔だったのです。


     お互いはブース大将と同じ夢を見てうなされる必要はないでしょう。なぜなら、マタイ27章が記す裁判についてのみとこばは、この夢と同じことを私たちに問いかけているからです
     
     醜い妬みに支配されイエス様を十字架に追いやった祭司長と長老たち、自己保身から無実の人に死刑判断を下したピラト、付和雷同の故にバラバを赦免し、イエスを十字架につけた群集とは、まさしく私たち自身ではないでしょうか?私たちは、殺人罪よりはるかに重い殺神罪を犯した「殺神犯」ではないでしょうか?

     もしそうであるなら、そんな自分を赦し、自らのいのちと差し替えに永遠のいのちを与えてくださった、その恵みのありえない大きさを、この受難週の時こそ、厳粛な思いと新鮮な感動とをもって、受け止めようではありませんか。

     殺神犯の加害者の罪を、殺神犯の被害者自身が、身代わりとなり負って、罰を受けることによって、赦してくださったのです。そればかりか。殺神罪の故に滅ぼされなくてはならなかったいのちを、
    ご自身の永遠の命と取り換えてくださったのです。人は、自らの罪の自覚の深さに応じて主の恵みの深さを体験します。それこそが、受難週の恵みに違いありません。昨年より一歩も二歩も深く自らの罪深さを自覚しましょう。それ故に、さらなる主の恵みを覚えて、それに真実な思いをもって応答するお互いでありたいと願います。
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