命と性の日記〜日々是命、日々是性

水谷潔が書き綴るいのちと性を中心テーマとした論説・コントなどなど。
 目指すはキリスト教界の渋谷陽一+デイブ・スペクター。サブカルチャーの視点から社会事象等を論じます。
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男と女、心と体(3)〜心先行の女と体先行の男
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     今回で最終回にしておきましょう。男女の性的不一致で、よく問題となるのが、心と体の優先順位についての男女差です。先に結論を言ってしまうと、女性は「心優先・体後続」で、男性は「体優先・心後続」だとの見解をよく見聞きします。

     具体的には、健全な女性の多くは、心の通じ合わない男性とは体を一つにしようとは思いせん。女性は、心の通じ合いが前提になって体を一つにします。別の言い方をすれば、心が一つになったことが体を一つにすることにつながります。

     多くの男性は全く逆で、特定の心通いあう女性でなくても、体を一つにしようと願うことがあります。よくも悪しくも、男性の性的欲求はそうしたものです。妻や彼女など、特定の女性がいても、これは同じで、喧嘩などで心が通じていなくても、体を一つにしようと願います。いいえ、むしろ、体を一つにすることによって、心を通じ合わそう、愛を伝えよう、和解しようとすることもあります。

     たとえば、夫婦喧嘩をして和解がないままでいるとします。夫の側は、喧嘩をしていても愛していることを伝え和解をしたいという思いをもって、性関係を求めることがあります。求めらえた妻は、この夫の行動が信じられません。心が離れているのに体を一つにするなど、ありえないと思います。夫からバカにされている、あるいは性欲処理手段扱いされていると受け止めて傷つく妻たちもいることでしょう。


     そこで、妻の皆様にお知らせです。男性は、「体先行・心後続」です。決して、妻をばかにしているのでも、性欲処理手段扱いをしているのではありません。体を一つにすることを通じて、愛を伝え、深く心を通じ合わせて、和解しようと願っているのです。ある夫たちは、コミュニケーション能力が不十分で、素直に謝ったり、言葉で上手に自分の思いを伝えられないのです。

     こうした言語能力の不十分さから、ある夫たちは、いわば、ボディーランゲージに訴えるわけです。まずは、妻の皆様は男性は基本的に「体先行・心後続」であり、こうした自分の発想で、妻との心の通い合いを得ようとすることをご理解いただきたいわけです。


     次に夫である皆様にお知らせです。女性である妻たちは基本的には「心先行・体後続」のようです。以前、ラジオ番組の「セックスレス特集」に登場した専門医が夫たちに向けて、こう訴えておりました。「普段の夫婦の会話なくセックスを求めるのは、ほぼ強姦」。これは妻の側に立っての発言です。たとえ、夫であっても心を閉ざいしている相手を、体で受け入れるのは厳しいのです。

     この専門医は、「会話は最高の前戯」とインパクトあり過ぎのフレーズで体の前の心の通じ合いを主張。セックスレス解消のためには、夫婦水入らずで外食しデートすることから始めることを提唱していました。番組パーソナリティーの北野誠さんは、「夫婦一緒に家から出かけるんでなくて、外で待ち合わせてデートするのがいい」と提案していました。非日常的シチュエーションによって、共同生活者や共同保育者男、なれ合い、惰性の関係をリセットして、最初に戻って男と女の関係を再出発させるのです。これによって、男女の心を通じ合いが再開し、それが性関係の復活につながるということでしょう。

     
     普段から会話もなく心の通じ合いもないのに体を求める夫に嫌悪感を覚えて傷つく妻たちがいます。一方、心の通い合いのための性的求めを妻から拒絶され、自分の心まで拒絶されたように感じて傷つく夫たちがいます。夫たちは体を求めているのではなく、心も求めているのです。体が受け入れられないことは自分の心が受け入れられないことなのです。一方、心を開いていない相手を体で受け入れることは、妻にとっては、耐えがたい苦痛でさえありえます。

     これは「体先行・心後続」の男性と「心先行・体後続」の女性の違いから生ずる悲しい行き違いだと思うのです。愛の基本は相手の心情と立場を想像することにあります。こうした男女の差異を理解して、自分の発想や感性ではなく、相手の側に立って、心と体を一つにしていくことか思います。


     「心先行の女と体先行の男」このフレーズが、ありがちな男女の性的不一致の克服につながれば感謝なことです。
    | ヤンキー牧師 | 夫婦相互の課題と成長 | 11:02 | - | - | - |
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