命と性の日記〜日々是命、日々是性

水谷潔が書き綴るいのちと性を中心テーマとした論説・コントなどなど。
 目指すはキリスト教界の渋谷陽一+デイブ・スペクター。サブカルチャーの視点から社会事象等を論じます。
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婚活クリスチャン女子のための十戒(5)「あなたは快適な独身生活を送ってはならない」
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     今日から再開します。さっそく、五つつ目の戒めを授けましょう。第五戒はこれです!

    「わたしは、あなたを世の婚活、将来の空しい結婚生活から連れ出した、あなたの神、主である。
     あなたには、わたしの導きほかに、赤い糸があってはならない。
     あなたには、わたしの時のほかに、時があってはならない。
     あなたは、80点以上を合格としてはならない。

     あなたは、『いい人がいない』と言ってはならない。
     あなたは快適な独身生活を送ってはならない」

     この戒めについては、以前の記事で何度か書いているので、今日はその中の二つの過去記事を結合させてお伝えします。

     一つ目のポイントは「孤独」の問題です。「圏外孤独」という四文字熟語をご存知でしょうか?これは、創作四文字熟語で、優秀賞受賞となった、現代を象徴する四文字熟語であります。携帯電話の普及と共に、現代の若者は孤独を実感しづらくなったように思います。正確に言えば、孤独な自分に気がつきにくくなったと言うべきでしょうか。あるいは、孤独をごまかしやすくなってしまったと考える方が適切なのかもしれません。

     実際は自分の深い真情や思いを分かち合う友も、異性もいないのに、ケイタイでの絆に一定の安心をしてしまうわけです。そこでの、表現的な情報交換のつながりを、人間の深い絆の代理にしてしまい、深い孤独に陥らずに済むわけです。一人暮らしの家に帰り、カップヌードルを食して、孤独を痛感し、結婚を切望するという時代は、既に大方、終わっているのでしょう。

     そうです。ケイタイはある意味、究極の「孤独軽減器具」であります。もちろん、軽減であって根本的解消ではないのです。そこで、ケイタイ世代は、孤独である自分の現実を痛感せずに、暮していけるので、晩婚化、非婚化が進んでいるのはないかとさえ、考えてしまいます。「ケイタイ普及、晩婚・非婚化促進説」という仮説などは、意外と当たっているのでは?


     神様は創世記2章の時代と同じく、独身男女をご覧になり、その多くについてはきっと「人がひとりでいるのはよくない」と評価しておられることでしょう。責任が軽く、自由で快適な独身生活に「自分はひとりでいるのがよい」と自己評価しておられても、神様は、創世記2章の「人がひとりでいるのはよくない」とのご評価かも。

     独身者の皆さんは自分の視点からの自己評価でなく、神様の視点から独身のご自分を評価してみてはどうでしょう?時にはケイタイやPC使用をやめて、孤独と向き合ってみてはどうでしょう?

     私は思います。孤独とは逃げたり、ごまかしたりするものではなく、向き合うものであると。そして、その孤独に向き合うときに、神様が自分に「ひとりでいるのはよくない」とお考えかどうかも、分かってくるのでは?その意味で、ケイタイ世代に必要なのは、自らを「圏外孤独」に置き、孤独とまた、神様と向き合うことでしょう。
     

     二つ目のポイントとしては、「自由になるお金と時間」です。これはリアルに結婚の大きな妨げとなります。よく「結婚するのは得か損か?」という議論を読んだり、聞いたりします。何でも男性たちが結婚に際して一番損だと思うのは「自由になるお金が減ること」だそうです。一方の女性は「自由になる時間が減ること」なのだとか。

     どうも、結婚生活において、「男は金を失い、女は時間を失う」ということのようです。それは、その通りでしょう。だからと言って「損だから結婚したくない」「損をするシステムだから結婚先延ばし」「快適な独身生活を可能な限り続けたい」という発想は、結婚願望や性欲が快適さに勝る肉食系世代の私には、ちょっと共感できません。

    「結婚なんて損得でするもんじゃないだろー!」
    相手のために損しても構わないと思うほど、人を好きなれよー!」
    「相手のために金と時間を与えることが、リアルな結婚生活なんだよ!」
    「結婚の本質は自分を相手に与えることだ!相手からもらおうと思っていること自体、お子ちゃまなんだよ!」

     などと、肉食系おじさんは、さばき心満載で叫びたくなってしまうのであります。いかんともしがたい世代間格差でもあります。でも、冷静に考えてみれば、「与えることの喜び」「他者のために生きる人生の豊かさ」を教えもせず、見せても来なかった親や大人たちの責任の方が大きいように思えてなりません。損得優先で結婚に消極的な世代はそうした前の世代の犠牲者なのでしょう。そんな暖かい理解なしに、さばいてはいけないなーと反省であります。

     ある本で読んだのですが、何でも「結婚」を意味するヘブル語は「献身」という意味なのだとか。まさに、「自分の自由になるお金と時間を相手に与えて減らす」などは、結婚=献身の具体的現われなのであります。性生活も、お互いの体をむさぼりあうことでなく、お互いの体を与え合うことです。相手の体を利用して自らの性的満足を得ることでなく、相手の性的満足のために、自らの体を与えることです。

     結婚生活の現実は、常に自分を相手に与えることの連続です。だから、自己中心で罪深い私たちは、結婚で苦労をするのです。しかし、同時に、結婚を通じて、自らの自己中心を嫌でも見せ付けられ、与える恵みや他者のための人生が訓練され、成長させていただけるのでしょう。

     結婚とはこういうものなのですから、結婚準備として大切なのは、「自己管理能力」です。結婚前に一定の自己管理能力を身に着けておくことが、結婚後の良好な夫婦関係につながります。なぜなら、愛する相手に喜んで与えられる人になるためには、その前に、自分のものは、ちゃんと自分で管理できる人になるべきだからです。つまり「与える前の自己管理」ということです。逆に言えば「あんた、自分のものもろくに管理できないのに、結婚してから相手のために与えていけるの?」ということであります。


     というわけで、五つ目の戒めです。

    あなたは快適な独身生活を送ってはならない」

     結婚に召されているなら、神様はその女性をご覧になり「人がひとりでいるのはよくない」とご判断されることでしょう。それなのに、「自分はひとりがいい」と思っていては、結婚へのモチベーションは下がり、本気モードの婚活には入れませんぞ。

     孤独を避けたりごまかしたりする生活はやめましょう。また、独身の快適さが孤独感を上回るような生活形態は避けましょう。親と同居している方は、可能なら、ひとり住まいをして、親離れと自己責任を徹底して、一人暮らしで孤独に向き合いましょう。

     具体策としては、親と暮すなら、食費や家賃を親に支払って、独身の快適さを自ら放棄することをおすすめします。パラサイトシングルは、ある時期まではよいですが、結婚を考えたら、やめるべきだと私は思います。それは親への依存心を維持させ、孤独を和らげてしまい、本気になって結婚に向かうエネルギーを奪い去りますから。
    | ヤンキー牧師 | 婚活と伴侶選択のために | 21:58 | - | - | - |
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