命と性の日記〜日々是命、日々是性

水谷潔が書き綴るいのちと性を中心テーマとした論説・コントなどなど。
 目指すはキリスト教界の渋谷陽一+デイブ・スペクター。サブカルチャーの視点から社会事象等を論じます。
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日ユ同祖論について知っておくべき歴史的事実
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     この話題はホットなようです。昨日はアクセスが急増しました。FBでは、いくつかコメントをいただきましたが、原則、応答しませんので、「おい、無視かよ?」状態の失礼をお許し下さい。

     昨日の記事では私は「日ユ同祖論有害論者」だと書きました。誤解がないように、少し補足させて下さい。ユダヤ文化(キリスト教)と古代日本文化(古代神道等)に、一定の共通項や関連があることを否定するつもりはありません。それは、とても興味深いことでしょうし、一定の歴史的な正当性もあるのだろうと考えています。

     ただし、そこから飛躍して「日ユ同祖論」まで至ってしまうと、これは「有害」となる可能性を免れないと私は考えています。これは、私がいわゆる聖め派の中で、信仰を養われてきたことと無関係ではないでしょう。過去の歴史的事実があるので、「生理的拒否反応」のようなものさえ自分の中にはあると自覚しています。

     もしかしたら、若い世代の方や聖め派から遠い教派の方の中には、過去の残念な事実をご存知ないのかも?と思い、今回は、いくつかの記事をご紹介申し上げます。

     以下に、その歴史的事実に関連したwikipediaの記事を三つご紹介します。

    ホーリネス分裂事件

    神田事件(ホーリネス)

    ホーリネス和協分離

     
     中田重治師は間違いなく偉大な歴史的リーダーであったと思っていますが、光と共に闇の面についても、知る必要はあるでしょうし、今日、そこから学ぶべきことがあると考えています。そのことは決して中田師やその指導の下にあった団体を批判することには当たらないと考えています。日本のキリスト教会全体の益のためには、このことは決してタブー視すべきではなく、むしろ、今こそ、あらためて直視して、共に過去の事実を痛み、歴史的教訓として学ぶべきものでしょう。

     日ユ同祖論に始まった聖書理解の変化、再臨信仰と結びついての極論、団体の信仰理解と実践からの逸脱、総会決定をめぐっての民事裁判・・・。神様が与えられたリバイバルの働きを衰退させ、団体が袂を別つに至った一因、主要なきっかけは「日ユ同祖論」であったわけです。

     こうした残念な歴史的事実もあって、「日ユ同祖」を断言することの危険性を常に危惧しています。むしろ、こうした歴史的事実に学び、同じ失敗を繰り返さないことかと思うのです。つまり、今こそ、この歴史に学ぶ必要を覚えています。

     石井希尚師についても、カルバリーグループに属することなく現在の働きを継続する背景には、やはり「日ユ同祖論」があったようです。もし、中田重治師と類似のパターンを踏襲してきたなら、個人的には残念な思いがします。

     私個人は、ユダヤ宗教と日本宗教の類似性を学び、楽しんでいるまでは健全で「安全区域」、「日ユ同祖」を事実として確定するなら「イエローゾーン」、そして、「日ユ同祖」によって聖書を再解釈・再構築し、それに基づいての信仰実践を試みるなら、「レッドゾーン」に入っていると考えています。イエローゾーンとレッドゾーンについては、有害の可能性があると考えているので私は「有害論者」なわけです。

     もし、読者の中で、中田重治師の件をご存知なかった方がいらしたら、一つの判断材料としていただければ幸いです。そして、「日ユ同祖論」を考える上での歴史的教訓として、今日に活かしていただければ感謝なことです。
    | ヤンキー牧師 | キリスト教会(出来事・情報) | 13:28 | - | - | - |
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