命と性の日記〜日々是命、日々是性

水谷潔が書き綴るいのちと性を中心テーマとした論説・コントなどなど。
 目指すはキリスト教界の渋谷陽一+デイブ・スペクター。サブカルチャーの視点から社会事象等を論じます。
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ビュン氏と小牧者訓練会、民事裁判を受けて、日韓有志牧師による声明文
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     先日の民事裁判の判決を受けて、日韓超教派で20名以上の有志の牧師が、声明文を発表したとのこと。疋田國磨呂師がフェイスブック上で発表されたものを、以下に転載します。

     疋田師のFBはこちら。
    https://www.facebook.com/profile.php?id=100008134897889


     このたび、日韓の有志の二十名以上の牧師先生方と共に、声明文を作らせて頂きました。発表する場所がなかなかないので、こちらに発表させていただくことにしました。ご覧くださり、お祈り下されば感謝いたします。

     「ビュン宣教師と小牧者訓練会(国際福音キリスト教会)に対する民事裁判判決(東京地裁:2014年5月27日)を受けての、日韓の超教派の牧師たちによる声明文」

     私たちは、2008年暮れから2009年1月にかけて、ビュン宣教師の性的不祥事の報を聞いた時、初めはあまりの衝撃に、にわかには信じがたい思いでした。しかしながら、姉妹たちの被害証言と、それに対するビュン宣教師・小牧者訓練会側の弁明の双方に接し、被害証言が真実であると判断せざるを得ませんでした。

     日本でビュン宣教師と関わりのあった牧師たちが中心となって、「宗教法人小牧者訓練会代表役員 卞在昌(ビュン・ジェーチャン)宣教師の性的不祥事を憂う緊急声...明」(2009年2月3日付)を発表した後も、ビュン宣教師と小牧者訓練会には、何らの悔い改めも自浄作用もなく、民事と刑事の二つの裁判が行われるに至ったのは周知の通りです。民事裁判原告の姉妹の方々は、ビュン宣教師とその教団が自分たちの本当の声を抑圧するために、長い葛藤の末、世の法廷に真実を訴える選択をなさったわけですが、5年以上もの間、一貫して真摯な態度で訴えを続けた彼女たちに対して、まるでそのような訴えをすること自体が宣教の妨げであるかのように、冷たくあしらう向きは、キリスト教会内に、陰に陽に常にありました。そして、被告であるビュン宣教師や小牧者訓練会は、原告の方々を、露骨に嘘つき呼ばわりし続けました。

     被害者たちがこの間背負った辛い重荷は、つまるところ、日本及び韓国のキリスト教会全体の不徳のゆえであったと、私たちは考えています。そして、このように苦しい証言を法廷でしなければならなくなった原告の方々が、報われる判決が出ることを、この間祈っておりました。

     新聞やインターネットメディアで報じられている通り、セクハラ民事裁判原告4名の姉妹の訴えがほぼ全面的に認められ、合計70件の性的被害を認定した上で、被告ビュン宣教師と小牧者訓練会に対して総額1540万円の損害賠償を命じる判決が、このたび東京地裁で言い渡されました。この判決は、被害を訴える原告の姉妹たちの証言の信用性と、それを否定する被告たちの反証の合理性を、三人の裁判官が客観的かつ綿密に比較検証した結果であり、小牧者訓練会の組織としての深刻な問題性をも、明瞭に指摘したものでした

     私たちとしては、義なる神様の御手が、司法を通しても現れたと思っております。また同時に、この判決は、今回のような不祥事の被害者を保護し、加害者を的確に懲戒する能力を失った、日本及び韓国のキリスト教会に対する、神様からの警告として受け止めなければならないとも考えています。

     しかるに、ビュン宣教師と小牧者訓練会は、この判決の前後にも、韓国のメディアを通して、「刑事裁判を通して証明された自分たちの潔白を信じて祈り応援してほしい」という趣旨の主張をしています。3年前(2011年5月)の刑事事件無罪判決は、被害を受けた姉妹たちのうちの1名のみについて、しかも2007年2月17日午後のある時間帯において準強姦の犯罪があったかどうかの、1件のみについて審理された結果、アリバイ成立の可能性があるとしてビュン宣教師を有罪にはできない、という司法判断が下されたものでした。この刑事無罪判決をもって、他の姉妹たちが長期に渡って反復継続して受けた全ての被害についてまで、疑惑がすっかり晴れたかのように語るのは、とんでもない欺瞞です。私たちは、この期に及んでもビュン宣教師と小牧者訓練会がこのような態度をとり続けているという事実に、またいまだに彼らと手をとりあっているキリスト教会が存在するという事実に、怒りと憂慮を禁じ得ません

     ビュン宣教師と小牧者訓練会は、今回のセクハラ民事裁判の判決を認めて、速やかに、神様の前で真実な悔い改めをすべきです。「主のしもべを責めてはならない。無条件に全てを赦すべきだ」などという、非聖書的な教えの中にこれ以上閉じこもらず、被害者たちに真実な謝罪と賠償をして、彼女たちから赦しを受け取るための道へと歩み出すべきです。それこそが、神様からの赦しを真に受け取る道なのです。そして、日本および韓国のキリスト教会は、類似の被害を受けている信徒たちに泣き寝入りを強いるような不健全な体質が、自らにないかを厳しく点検しつつ、今回の事件と判決から、主が願われる健康な教会形成に資すべき教訓を、真摯に受け取るべきであります。私たちは、そのことのために努めつつ、原告の方々以外にも存在する被害者たちの癒しと回復を、今後も祈り、助けたいと願います。

    2014年6月25日
    卞在昌(ビュン・ジェーチャン)宣教師の性的不祥事を憂う日韓の超教派の牧師一同

    署名(日本語アイウエオ順)

    赤松望(日本伝道福音教団五泉福音キリスト教会牧師)
    李壽求(札幌国際キリスト教会牧師)
    遠藤明匡(楠葉キリスト教会牧師)
    大杉至(日本同盟基督教団伊那聖書教会牧師)
    小淵康而(日本基督教団元新潟信濃町教会牧師)
    亀井俊博(西宮北口聖書集会牧師)
    金俊起(稲城聖書教会牧師)
    金明皓(韓国・大韓イエス教長老会 大臨教会牧師、前国際弟子訓練院代表)
    齋藤篤(日本基督教団在外教師、ケルン・ボン日本語キリスト教会牧師)
    下道定身(日本アッセンブリーズ・オブ・ゴッド教団 札幌レインボー・チャペル牧師)
    鈴木靖尋(亀有教会牧師)
    千葉明徳(シャローム福音教会名誉牧師)
    鄭斗永(ぶどうの木八王子キリスト教会牧師)
    延藤好英(日本基督教団和気教会牧師)  
    新納真司(上海JCF牧師)
    濱野好邦(基督聖協団青梅教会牧師)
    原田史郎(日本基督教団南房教会牧師)
    疋田國磨呂(日本基督教団大宮教会)
    堀江明夫(日本基督教団金沢元町教会牧師) 
    松永堡智(日本同盟福音教団新津福音キリスト教会牧師)
    山脇久治(アッセンブリー教団明石キリスト教会前主任牧師)
    | ヤンキー牧師 | 教会不祥事&AERA報道関連 | 22:16 | - | - | - |
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