命と性の日記〜日々是命、日々是性

水谷潔が書き綴るいのちと性を中心テーマとした論説・コントなどなど。
 目指すはキリスト教界の渋谷陽一+デイブ・スペクター。サブカルチャーの視点から社会事象等を論じます。
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育てよう健全信徒(35)蚊取り線香クリスチャン
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     先日、ある方からお聞きしたお話し。某テレビ番組で、サッカーの武田修宏の恋愛ついて語っていたそうです。呆れてしまうのが、その恋愛パターンです。いつも、同じパターンで恋愛が始まり、終わるのです。具体的にはこういうパターンです。

    出会う」→「きれい」→「付きあう」→「性格が悪い」→「別れる」→「また出会う」・・・・・・

     これを30年近く繰り返していると語る武田さんに、周囲が「学習能力がない!」と突っ込んだり、いじったりだったとのこと。

     予想するに、武田さんは、きっと外見だけで女性を判断して交際を始めてしまうのでしょう。そして、「性格が悪い」というのも、「自分に都合が悪い」「母親のように優しくない」など、自己中心性幼児性に由来するのでは?と心配してします。多分、恋愛はできても、「共に生きる結婚」がイメージできず、恋愛を繰り返しているのでしょう。それとも、敵からボールを奪ってゴールするようにしか女性と接することができないのでしょうか?

     私はこういう恋愛パターンを、「蚊取り線香恋愛」と呼んでいます。学習能力あるいは学習意欲を持つ多くの人は、一つの失敗を次のチャンスに活かします。もちろん、恋愛者は愚かになりやすいですから、同じ失敗を繰り返すこともあります。しかし、それでも、前回の失敗を活かしながら、レベルアップします。英語で、表現するなら「スパイラルアップ」、水平方向には螺旋運動をしながらも、垂直方向においては、次第に上昇するのです。クリスマスツリーの飾りに使う金銀のモールをイメージすればいいでしょう。

     ところが武田さんの場合は、同じ失敗を繰り返しながら30年間、恋愛の質が向上していません。これは、「蚊取り線香」なのです。水平方向に螺旋運動をしながら、垂直方向においては、同じ高さのままなのです。学習力も向上心がないことも悲しいですが、もっと、悲しいことは、外から中へと燃えてゆき、最後には燃え尽きることです。いくら、イケメンスポーツマンで口がうまくても、今のようにモテ続けることは不可能です。やがて、恋愛界においては、異性としての賞味期限は切れ、恋愛チャンス自体がなくなることでしょう。

     身に覚えのある独身の読者は、蚊取り線香を脱して、スパイラルアップを目指しましょう。長くなりましたが、さて、本題の「蚊取り線香クリスチャン」です。もう、細かな説明は不要でしょう。同じ失敗を繰り返しながら、その失敗を活かすことなく、一向に成長しないクリスチャンのことです。典型的なパターンは次のようでしょうか?

    教会に集う」→「励む」→「人に躓く」→「教会をかわる」→「また別の教会で励む」→「人に躓く」→「教会をかわる」・・・・・・

     これは、他者への期待が過多で、自分が見えていない方に多いパターンですね。

    試練にあう」→「神に立ち返る」→「忠実に仕える」→「神以外に心が向く」→「教会生活を離れる」→「また、試練にあう」→「神に立ち返る」・・・・。

     これは、士師記のパターンですね。


     これ以外のパターンもあるでしょうが、一つの失敗や試練から、何も学ぶことなく、次に活かすことができないのです。だから、同じ失敗パターンを繰り返しても、成長しません。そして、成長しないのですから、同じ失敗を繰り返すのが必然となります。まさに、これは悪循環

     それなのに、自分が悲劇の主人公になって、自己憐憫に陥ったり、教会や指導者が悪いと批判したり、神様が意地悪と嘆いているのは、「おい、おい」でしょう。しかし、蚊取り線香クリスチャンは独りよがり状態に陥って、なかなか抜け出せないものです。第三者から見ると、同じ失敗パターンを繰り返しながら、学習も成長もせず、自分をあわれみ、他者を責めながら、それ故に悔い改めも課題の自覚もないままというクリスチャンは、少なくないように思います。

     こうした「蚊取り線香クリスチャン」が心得なくてはならないことは、「いつか、蚊取り線香は燃え尽きる」ということです。「今のパターンを繰り返して一生を終えるのですか?」「そのままの成熟度や使命達成度再臨のキリストの前に立つのですか?」「生涯初心者コースで終わるつもりですか?」が問われます。「いつになったら、真実に私に従ってくれるのか?」「一生このまま、私の栄光を現すことなく、私が贖った命を終えてしまうのか?」ときっと、いのちを差し出して下った神様も心を痛めておられることでしょう。

     蚊取り線香のように限りのあるお互いの命です。たとえ、同じ過ちを繰り返す愚かな者であったとしても、主の前に、その度ごとに、たとえ一ミリでも向上する歩みをさせていただきたいものですね。
    | ヤンキー牧師 | 健全信徒・教会・コリント化シリーズ | 08:53 | - | - | - |
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