命と性の日記〜日々是命、日々是性

水谷潔が書き綴るいのちと性を中心テーマとした論説・コントなどなど。
 目指すはキリスト教界の渋谷陽一+デイブ・スペクター。サブカルチャーの視点から社会事象等を論じます。
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日本は夫が妻を母親のように呼ぶ唯一の国?
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     先週水曜の「さんまのホンマでっかTV」に教えられたことです。外国人が、理解不能な日本の家庭文化の一つは、夫が妻を母のように呼ぶことです。つまり、夫婦に子どもがいる場合、夫が妻を「ママ」とか「お母さん」とに呼ぶこと。日本の家制度同様の文化を持つ国や母系的社会ではあるだろうと、思っていたので、これは日本だけと聞いて改めて考えさせられました。

     植木先生によれば、「おかあさん」、「ママ」と家族全員から呼ばれるのは、母親にとってかなりのストレスなのだそうです。確かにそうでしょう。これは家庭で自分が「課長」、「部長」と呼ばれているようなものですから。人格より役割を期待されに疎外感もあれば、機能を果たさなくてはならいとのプレッシャーを受ける面もあるのでしょう。

     もちろん、「お父さん」、「お兄ちゃん」、「お姉ちゃん」も同様の面はあるでしょうが、日本の家庭では、母親が受けるストレスはケタ違いでしょう。母親だって家庭の中で甘えたいし、安らぎたいし、母でも主婦でもない一人の女性として家庭で過ごしたいだろうと想像するのです。

     別の子育てカウンセラーの先生は、「下の名前で呼んでもらえるのがうれしくて、カウンセリングに来る母親も多い」と発言。これには「なるほど、そうなんだ!」と深くうなずきました。カウンセラーが母親を下の名前で呼ぶだけで、人格扱いされ、心が解放されたり癒されたりするからでしょうか。きっと、「母」という機能役割でなく、「一人の人間」や「一女性」として受け止めてもらえて、自分の存在が受容されること自体に人格性の回復や癒しがあるのでしょう。

     そして、他の先生方も、夫は妻を名前で呼んだ方がよいとの声ばかりでした。

     もちろん、即実行が難しい事情もおありでしょうが、母親のストレスを減らし夫婦円満と健やかな子育てを願うなら、夫が妻を下の名前で呼ぶことは、かなりの効果があるようですよ。きっとアダムはエバを「嫁」とか「ママ」とか呼ばなかったと思います。私も、結婚する方には、子どもが与えられても、お互いを下の名前や愛称で呼ぶことを勧めています。

     世界で唯一の日本の家庭文化は、日本の母親独自のストレスと共に、日本の父親ができる大切な改革と努力をも指し示しているように思えてなりません。

    〈追記〉
     F.B.で朝鮮語関係を専門とするクリスチャン男性より、情報をいただきました。朝鮮語においても、同様のことがあるそうです。韓国では夫が妻を「オンマ(ママ)」とは呼ぶことはあまりないのですが、「○○オンマ(○○ちゃんママ)」のように子どもの名前を付けてママと呼ぶそうです。また、第三者が母である女性を「○○オンマ(○○ちゃんママ)」と呼ぶのだとか。これも、幼稚園のママ友なら、日本にも時々ありますね。さらに興味深いことは、子どもの名前だけで、妻を呼ぶこともあるのだとか。これは逆にビックリ。

     というわけで、「子どもの母」という立場を妻への呼称とするという本質においては、「同様」と言えるかな?と思います。文字通り「ママ」と呼ぶのは日本は唯一かもしれませんが、同様のことは他国にもあるということでしょう。
     
    | ヤンキー牧師 | 夫の課題と成長 | 22:44 | - | - | - |
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