命と性の日記〜日々是命、日々是性

水谷潔が書き綴るいのちと性を中心テーマとした論説・コントなどなど。
 目指すはキリスト教界の渋谷陽一+デイブ・スペクター。サブカルチャーの視点から社会事象等を論じます。
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渋谷の機動隊員の「12番目の選手」に学ぶ「キリストの13番目以降の弟子」
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      今朝のyahooのヘッドラインニュースに興味深いニュースを発見。

    興奮の渋谷で警官が呼びかけ「皆さんは12番目の選手」
    http://headlines.yahoo.co.jp/videonews/jnn?a=20130605-00000053-jnn-soci

     「こんないい日におまわりさんも怒りたくありません。皆さんは12番目の選手です。日本代表はルールとマナーを守るフェアプレーのチームとして有名です。12番目の選手である皆さんルールを守って、おまわりさんからのお願いです」 

     ユーモアを交えた心に届くメッセージですね。W杯出場を決めて盛り上がり、無法地帯となりそうな渋谷駅前交差点を警備する機動隊からのサポーターへの語りかけ。機動隊は決して、サポーターの喜びを抑圧する国家権力の手先ではないのであります。むしろ、社会に迷惑をかけずに、サポーターが正しく喜びを表現できるサポートをしているわけです。

     こうした場合に、逸脱行為をするサポーターが、純粋にサッカーファンとしての喜びを表現しているとは思えません。チャンス到来とばかりに、普段の抑圧された感情を爆発させたり、通常はできないような自己顕示をしているのでしょう。喜び以外のマイナス感情の表現の場となっていると予想します。

     同様に、全国各地のお祭りでも、近年は、逸脱行為が問題となっているようです。祭りの中止や制限を検討せざるを得ないような逸脱行為をする人たちは、たいてい地元民ではないようです。地域愛もなく祭りの意味も理解せずに、祭りの場を、マイナス感情発散の場としていると思われます。


     さらに似たようなことが、日本代表ならぬキリストの勝利を喜ぶ場面やお祭りならぬ礼拝や交わりの場でも起こりかねないように思うのです。

     賛美の場では、神をほめたたえるのとは別の感情の発散を持ち込んでしまうことも。抑圧された感情の浄化装置として、賛美を用いてしまうこともなきしにもあらず。賛美の結果としての健全なレベルでの高揚感やそれを表現することは(TPOはあるでしょうが)OKだろうと私は思います。

     しかし、賛美の中で高揚感を意図的に作り出して、会衆の抑圧感情発散をはかり、一体感を与えたり、その後のメッセージを思考停止状態で受容させるようなことは、どうかと思います。それは、「渋谷駅前交差点系賛美」でありましょう。

     交わりの中でも、愛と甘えが、混同されれば、他者に迷惑をかける行為が許容されるのが教会の交わりとの考え違いが起こります。「愛は礼儀に反することをせず」のみ言葉ば、どこへやらです。さらには、「教会は赦しの共同体」との殺し文句で、自らの逸脱行為を許容しない教会を批判したりすることも。渋谷駅前で連行された一部のサポーターのように、キリストを愛し喜ぶ故の逸脱行為は許容されるとお考えのクリスチャンもいるとかいないとか・・・。これまた、「渋谷駅前交差点系交わり」であります。

     愛の本質は他者中心です。キリストを愛するとの名目での自己感情の発散や発現などは、最も愛の本質に反する行為でありましょう。抑圧された強いマイナス感情を持ちながら、克服されていないクリスチャンには、こうした本末転倒は少なくありません。

     その抑圧感情とは、具体的には「親子関係の傷」「適応困難な社会への敵意」「結婚生活における不満」などが代表かと思います。残念ながら、そうしたマイナス感情を認めず、それに向き合わないために、信仰を名目にしているケースもあるようです。どうもそうした方々が、賛美や交わりをマイナス感情発散の場にする傾向があるように観察します。

     失礼ながら該当者の皆様には、賛美や交わりの場で発散するのでなく、素直に自分の抑圧された感情を認め、向き合っていただきたいと願います。その認めたくない闇を認めてこそ、そこに福音の光を迎えることができるからです。むしろ、神様は、賛美や交わりを通じて、その課題の自覚と克服に向かってゆかれますように願っておられるはずです。そもそも信仰とは、そうした課題に向き合い克服する勇気と力を与えるものでしょう。

     渋谷駅前状態の賛美や交わりに対して、神様もきっと、機動隊員のように呼びかけておられるのでは?

     「こんないい日に神様も怒りたくありません。皆さんはキリストの13番目以降の弟子です。キリストはみ言葉を守り愛に生きられた方として有名です。13番目以降の弟子である皆さん、み言葉が命ずる優先順位、秩序、愛の配慮を守って、賛美と交わりに生きましょう。神様からのお願いです。」

     また、どうしても守れない方は、その原因に向き合っていただきたく願います。 
    | ヤンキー牧師 | 信仰エッセイ | 14:56 | - | - | - |
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