命と性の日記〜日々是命、日々是性

水谷潔が書き綴るいのちと性を中心テーマとした論説・コントなどなど。
 目指すはキリスト教界の渋谷陽一+デイブ・スペクター。サブカルチャーの視点から社会事象等を論じます。
<< 5度目の掲載・コント「バレンタインデーについての一考察」 | main | リベンジ婚、しない、させない、したらフォロー(2) >>
リベンジ婚、しない、させない、したらフォロー(1)
0

     今日から何回かで、「不幸恋愛」の続編です。今回はリベンジ婚を「しない」というお話しです。親子関係の未清算が、人を不幸恋愛の泥沼に陥れます。特に父親から愛情実感を得ずに、潜在的に父に対する憎しみや怒りを持ったままでいると、父と同じ本質の男性に魅力を感じて、わざわざ不幸な恋愛をしてしまいます。そして、未清算のままですと、次こそはと幸福な恋愛と願いながら、何度でも同じ不幸恋愛を繰返します。

     そのことは5回にわたり記しましたので、未読の方、復習される方は、こちらをどうぞ。

    恋愛・結婚より先に、親子関係の清算かもよ?(1)
    http://blog.kiyoshimizutani.com/?eid=3380

    恋愛・結婚より先に、親子関係の清算かもよ?(2)
    http://blog.kiyoshimizutani.com/?eid=3381

    恋愛・結婚より先に、親子関係の清算かもよ?(3)
    http://blog.kiyoshimizutani.com/?eid=3382

    恋愛・結婚より先に、親子関係の清算かもよ?(4)
    http://blog.kiyoshimizutani.com/?eid=3383

    恋愛・結婚より先に、親子関係の清算かもよ?(5)
    http://blog.kiyoshimizutani.com/?eid=3384


     そこで、自分の恋人選びに問題があることに気がついて、立ち止まり考えればいいのです。やがて、それが父親との関係に起因することに思い及んで、本当の問題に向き合えば、幸せな恋愛と結婚の道は開けます。

     しかし、現実にはそうでないことが多いようです。「どうして自分は不幸な恋愛ばかり」と悩み、不幸な結婚生活を予想して、結婚を待てばいいのですが、中には、「結婚したら、今度こそ、うまくいく」と考えてしまう方も。また、生涯、結婚しない選択はありえないと考えるので、問題に向き合わぬままで、不安を抱えながら、結婚してしまうのです。

     私はこれを「リベンジ婚」と呼びたいと思います。なぜなら、このような結婚の目的はリベンジだからです。無意識に、子どもの頃に、得られなかった愛のリベンジを目的として、彼女は父親と本質が似た男性、真に女性を愛し得ない男性から愛の復讐を目指すのです。


     教会、真面目、熱心で、「クリスチャン男性としか結婚しない」と宣言していた女性クリスチャンが、一転、未信者男性と結婚。中には、同棲してしまったり、でき婚となるケースも。親や、牧師夫妻、周囲のクリスチャンはビックリです。しかも、相手男性は、女性の魅了しそうなイケメン、高学歴、高収入、人格者などではないのです。マザコン、A.C、病的性格、結婚不適応者を予想させるような男性。時には父親のような年齢の男性です。

     でも、彼女の生育歴を知る賢明な先輩は、心配的中です。親との関係を知る親しい女友だちは、直感的に予想していたことなのです。教会の指導者や周囲のクリスチャンばかりが、教会で見せる彼女とのギャップに大ショックを受けています。こんなパターンは、時に見聞きします。

     また、こうした場合、同棲やでき婚、自体は過ちとして、対処されるべきでしょう。罪の悔改めに導き、その結実を援助するのが聖書的正論に違いありません。しかし、それだけでは、表面的な対処となり本当の問題は未解決のままとなりかねません。当然、結婚後も別の形で、親子関係の未清算は、重大な問題となって何度も現われてくるのです。残念ながら、こうした経緯での性的罪の悔改めはそ自体がどんなに真実であっても、本当の意味での悔改めの実を結ぶ事はないでしょう。あくまで私見ですが、指導的立場にある方には参考意見としていただきたいのです。

     親子関係が未清算のままですと、結婚しても、「不幸恋愛」の延長線上の「不幸結婚」となります。心満たされず、失敗と判断した彼女が次に考えるのは、出産・育児です。「子どもを産んで育てたら、今度こそ、自分は幸せになれる」と思うのです。不幸の原因が不明であることは、ここまで、人を愚かにし、残酷な行為をさせるのです。

     しかし、彼女は本当の意味で子どもを愛する事はできません。子どもはリベンジの手段だからです。自分を幸せにするための存在だからです。「子どものための自分」でなく「自分のための子ども」では、永久に愛の世界には到達しません。

     こうして、本当の問題を自覚せず、それに向き合わなければ、どこまでも不幸が続きかねません。親子関係未清算で歩み続けるなら、恋愛も結婚も、彼氏も夫も、子どもまでも、リベンジの手段として利用しながら、利用者の自分はリベンジを果たせないという悲劇はいつまでも終わりません。それが、その女性の人生のほとんどすべてとなってしまいます。クリスチャンなのに、何て空しい生涯なのでしょう。

     ですから、「親子関係未清算による不幸恋愛者」との自覚のある方は、どうか、「リベンジ婚」をされませんようにと切に願います。決して、愛する男性や将来授かる子どもを、リベンジの手段としてはならないからです。大切な家族までも残念な親子関係の犠牲者にしないためです。そして、ご自分の人生を果たせないリベンジで終わらせないためです。

     一度、立ち止まり、ご自分の親子関係を見直して下さい。自分を欺いていたことや、心の奥底にある感情をしまいこんでいたことを認めましょう。認めたくない、親への壮絶な憎悪や激しい怒り、とてつもない寂しさを言葉にして、神様に伝えましょう。できれば、信頼できる成熟したクリスチャンにも伝えましょう。神の前にも人の前にも、自己欺瞞や抑圧はやめて、本当の自分を生きる決断をしましょう。きっと、それが、スタートラインとなることでしょう。

    | ヤンキー牧師 | 聖書的結婚観と今どきの結婚観 | 13:53 | - | - | - |
       1234
    567891011
    12131415161718
    19202122232425
    2627282930  
    << November 2017 >>
    + SELECTED ENTRIES
    + RECENT COMMENTS
    + RECENT TRACKBACK
    + CATEGORIES
    + ARCHIVES
    + MOBILE
    qrcode
    + LINKS
    + PROFILE