命と性の日記〜日々是命、日々是性

水谷潔が書き綴るいのちと性を中心テーマとした論説・コントなどなど。
 目指すはキリスト教界の渋谷陽一+デイブ・スペクター。サブカルチャーの視点から社会事象等を論じます。
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恋愛・結婚より先に、親子関係の清算かもよ?(2)
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     「父母を離れ」という聖書の原則は、「妻と結び合い」との結婚はもちろんのこと、その準備段階である恋愛においても、大切な前提であろうと思います。恋愛の段階であっても、幼児期からの不幸な親子関係はそのまま、不幸な恋愛へとつながるのでしょう。

     親子関係の精算ができていない恋愛の悲惨さを教えていただいたのは、、現実にそうした女性たちと出会い、悲惨な体験をいくつも御聞きしてきたからです。彼氏からの暴力やモラハラを受けてきた女性もいれば、妊娠して彼氏に逃げられたりした多くの女性もいます。

     思い返してみると、ほとんどの女性は、自分からそうした男性に魅力を感じて、交際するのです。まるで選んだかのように、自分を傷つけたり、妊娠した彼女を捨てたりと、本当の意味で女性を愛せない男性無責任、不誠実な男性を好きになってしまうのです。

     改めて、それらの女性たちを思い浮かべると、これまたほとんどが、不幸であったと思われる親子関係の中で育っているのです。まず、両親夫婦が不仲です。あるいは片親家庭です。そして、家庭を放棄した父親、DVを振るう父親、自立できていない幼児性が明らかな父親ばかりです。

     「選んだかのように」と記しましたが、当人を責めるつもりはありません。多分、無意識に選んでいるのでいるのでしょうから。また、そうした男性たちにも好かれて選ばれるのです。そうした男性は、直感的に彼女たちを見抜いて近づくと多くの専門家は指摘します。

     ある女性たちは彼氏は父親とは似ていないと言います。父親とは違う優しくて、カッコいい彼氏です。しかし、中身は父親そっくりです。表現上の意識では、「父親とは正反対の男性だから」と選んでいても、心の奥底では、「本質が父親と同じだから」選ぶのです。そうした男性に理屈ぬきで魅力を感じてしまうようです。そういう男性は、大抵、優しさの裏に、弱さを秘め、自分を愛せません。それが、愛と正反対の暴力性責任感と決断力の欠損として現われるようです。

     不思議なように、こうした女性と、不健全男性はまるで、磁石のS極とN極のように、惹き合ってしまいます。直感的としかいいようのない臭覚で互いを判別しているようです。

     あちらこちらの集会や教会で、時々、こうしたクリスチャン女性にお会いします。好きになる男性は、いつも心の歪みや人格上の問題をもった人ばかり。「クリスチャン男性なら、大丈夫」と思って交際したら、実はそういうタイプだと発覚というパターンもあります。この女性はわざわざ、数少ないクリスチャン男性の中から、直感的に深い心の闇を持つ男性を選んで、交際をするのです。

     恋愛体質や惚れっぽさが心配な自分、ダメンズウォーカーの自分、交際男性が続いて不健全であった自分・・・多くの女性は、ある程度気がついています。原因が生育歴、とりわけ父親との関係にあるだろうと。

     私は相談を受けた場合、対処療法として、四つのことをおすすめします。

    自分が魅力を感じる男性とは交際しないこと。
     男性からアプローチされても、好きなタイプはやめておくこと。おかしなアドバイスですが、これは、わざわざ最悪の男性を選んで、不幸な恋愛をするのを、阻止するためのアドバイスです。こうした女性は自由に恋愛をさせると、最悪の男性に魅了されてしまうのです。

    交際を決める前に必ず、第三者に相談すること。
     当事者、二人だけで決めるのは極めて危険です。マイナスどうしで惹き合う不健全恋愛と予想されるからです。同年代の同性ではなく、教会の指導者や先輩の既婚者夫婦などが、相談相手としては安心でしょう。必ずしも相手男性の不健全性も見抜けるかどうかはわかりませんが、かなりの確率で不幸恋愛を阻止できます。

    どうしても交際をしたいなら、あまり好きでないタイプのクリスチャン男性に。
     彼女が魅力を感じないクリスチャン男性は大抵、健全で誠実です。交際しても彼女は楽しくなく、愛を実感できません。父親によって愛情回路が、歪まされているからです。それでも、この交際が、健全な男性からの正常な愛を体験させるでしょうから、プラスとなることを期待するのです。実際は、幸せになるはずの恋愛なのに、彼女は満足ができず、最終的には、男性の方がサジを投げることになることが多いようです。彼女が恋愛に求めているものが、歪んでいるからです。

    ぐ貳屬里すすめは、「カウンセラーにお世話になりましょう」です。
     これは、対処療法でなく、根本的治療です。最も、確実で、効率のよい解決法はこれだと私は思っています。彼女の病んでいるのは「恋愛」ではありません。病みきった親子関係が、恋愛に表出しているに過ぎません。そこにメスを入れるのはプロにお任せすべきだと私は考えています。
     もちろん、「天におられる健全な父」である神様との関係を深めれば、癒しも期待できるでしょう。祈りとみことばが、心の深みに届き、根深い歪みを正常に変える可能性もあるでしょう。しかし、優れた霊的洞察力や導く力をお持ちの指導者も、なかなか恋愛の心理という面での人間理解には、詳しくなく、一般的な牧会では、解決が困難かと思うのです。

     不幸にも、親子関係で莫大な借金を負わされてしまった恋愛者は、それを精算しないままですと、いつまでもその借金に恋愛の脚を引っ張られます。

    「不幸な親子関係未清算者=不幸恋愛者」なのです。

     幸せな恋愛を願っても、借金の分だけ、不幸恋愛に向かいます。それを防ぐには、借金を清算することです。本格的な恋愛をする前に、親子関係の清算を済ませておくことです。

     
     この記事示すような内容は、恋愛の真面目な本に、あるいは、機能不全家庭、共依存など家庭病理を記した書物には、よく書かれていることです。図書館で数冊お借りになるだけで、「不幸恋愛者」が理解できると思います。

     拙い記事ですが、該当者当人と周囲の方々にとって、この課題についてのより深い理解につながればと願います。次は、「親子関係」と「不幸恋愛」の因果関係、「親子関係不精算→不幸恋愛」のメカニズムを記そうと思っています。

    | ヤンキー牧師 | 聖書的恋愛論 | 15:54 | - | - | - |
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