命と性の日記〜日々是命、日々是性

水谷潔が書き綴るいのちと性を中心テーマとした論説・コントなどなど。
 目指すはキリスト教界の渋谷陽一+デイブ・スペクター。サブカルチャーの視点から社会事象等を論じます。
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脳内婚活はもういらない!(5)〜焦燥手付かず系、危険状態女子
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     好評の「脳内婚活シリーズ」の再開であります。(4)の「焦燥手付かず系女子」について、脳内を脱して、現在婚活中のクリスチャン女子より、応答のメールをいただきました。これが、あまりにも有意義なのです。教会に集う男性たち、とりわけ男性牧師に知っていただきたい内容だと判断しております。私自身も自分の認識不足を悔改めました。是非とも紹介したく願い、当人に許可をいただき、以下に転載をいたします。(太字は私の)

     暑い日が続いていることと思いますが、お元気でしょうか。『脳内婚活シリーズ』、毎回爆笑しながら読んでおります。あまりに納得できる部分が多く、思わず体験談を伝えたくなりメールしてしまいました。私も2〜3年『脳内婚活』状態でしたから。 経験者から見て、この「焦燥・手付かず」状態はかなり危険な時期かなと 思います。

     この時期に、結婚以外の問題(仕事や、健康、家族間など)が重なると、かなりのダメージになるからです。困難が重なり「神様信じたって何もうまくいかない」「生きていても何もいいことない」という思考に陥ると、孤独感や絶望感から、教会を離れたり信仰や人生そのものを投げ捨てたくなる可能性があるのです。

     あるいは、「とりあえず“結婚”していればいいじゃないか」と考え出すと、未信者の彼氏どころか“できちゃった結婚”に至ってしまう可能性もあります(幸い、私自身はそんな機会はありませんでしたが)。

     いずれにしても、独りよがりで突飛な思考になりがちですし、男性からは理解不能な程感情的で不安定です。ただ、先生のブログにもありましたように、周囲の方の具体的な支援があれば乗り越えられると思います。「祈ってるよ」という言葉とプラスして具体策を提案したり情報を提供して下さるとかなり効果的です。

     私自身は、脳内婚活状態に職場での行き詰まりと妹の結婚が重なり、かなり混沌状態でした。しかし、「良い方がいたら紹介するね。」と声をかけて下さったクリスチャン夫婦の方々に助けられ、また自分の環境を整理することで(昨年職場を変えました)この状態を脱することができました。

     以上が危険な脳内婚活状態を脱して現在に至るクリスチャン女子からの応答のメールです。いいえ、極めて貴重なご報告であります。「よくぞ、お伝えくださいました」と、お礼を申し上げたいです。ここに記されているのは、ただの「焦燥手付かず系女子」ではなく、「焦燥手付かず系危険状態女子」であります。

     焦燥手付かず状態がここまでの危険を伴うことは、私も十分認識できておらず、お知らせいただき感謝するばかり。そして自分の認識不足を恥じて悔改めました。随分、クリスチャン女性たちの生の声を聞かせていただいてきたつもりですが、ここまでの危険度については、全く分かっておりませんでした。

     「結婚以外の問題の重なりから来るダメージ」
     「独りよがりで突飛な思考」
     「不信仰で否定的な思い」
     「孤独感と絶望」
     「教会生活と人生を放棄したくなる思い」

     これらは確かに独りよがりで突飛な思考です。しかし、男性からは理解不能な程感情的で不安定な心理状態になるのは現実。「脳内婚活期の女性のこうした心情や葛藤を、当人の側に立って理解しようとしてきたか?」と問われるような思いがします。男性には理解不能であっても、周囲の男性は、こうした現実は正しく認識しなくてはならないでしょう。教会内の男性、特に男性牧師にはそれが求められるのでは?

     私自身も様々なケースを思い起こします。クリスチャンとしか結婚しないと明言していた女性が、一転して、未信者とお見合いし結婚を決めてから、牧師に事後報告、その後の教会離れ。クリスチャン男性と結婚を願っていた忠実で熱心な姉妹が、いきなり未信者男性とでき婚に女性神学生が、退学、理由は未信者の彼氏。女性伝道者が未信者男性と結婚して退職。教会女性スタッフが未信者男性と結婚、教会生活も放棄して夫の実家で暮らし仏壇に線香をあげる日々・・・・。

     私自身、こうした事例を直接、間接にいくつも見聞きしながら、深く悲しんだり、激怒したり、言いようもない無力感に襲われたりしてきました。また、打ちひしがれる牧師のそうした思いを聞かせていただき共感をしてきたのです。

     男性クリスチャンであれば、あまり起こらぬ事例が、女性クリスチャンには珍しくありません。その背景には、今回お知らせいただいたような女性独自の要因もあったのかもしれません。そのことに思い至ったのです。

     そして、考えました。牧師や周囲が、その女性を孤立させず、愛に満ちた具体的な支援があれば、防ぎえたケースもあったのではないか?と。そうした後悔の思いと共に、それらの事例を思い返しています。それらの事例の再評価、再検討を迫られています。

     少なくとも、そうした女性たちを単に「信仰が未熟」「ご利益信仰」「神様を捨てて男を取った」などと、単純に評価し、すべて当人の責任にしてしまうのは、どうかと思い直している私です。

     そんなトホホな私から改めて読者の皆様へお願いでございます。「焦燥・手付かず系」の脳内クリスチャン女子がお近くにおられたら、どうか、「危険状態女子」ではないかの観察とチェックをお願い致します。彼女を孤立させず、言葉をかけ、話し相手になり助けてやっていただければ幸いです。しつこいようですが、男性牧師の皆様は賢明な牧師夫人に、こうした女性心理をご教授いただき、結婚適齢期女性信徒への適切な牧会ご指導をされますよう願ってやみません。
     
    | ヤンキー牧師 | 婚活と伴侶選択のために | 08:44 | - | - | - |
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