命と性の日記〜日々是命、日々是性

水谷潔が書き綴るいのちと性を中心テーマとした論説・コントなどなど。
 目指すはキリスト教界の渋谷陽一+デイブ・スペクター。サブカルチャーの視点から社会事象等を論じます。
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野田聖子議員に学ぶ女性のステージごとの決断と責任
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     ジェンダーについてはいろいろな考え方がであるでしょうが、生物学的に女性が産み性である限り、様々な制約はどうしても、生じます。ある場合はその制約を取り除くこと(出産育児休暇・身分保障等)が善でありましょう。しかし、生殖技術については、それを取り除くことが善と言い切れない要素があるように考えています。

     30代に「いい男がいないから」「出会いがないから」「結婚は不住だから」と結婚しない、あるいは願ってもできない。40近くなりやはり一生独身は寂しいからと、恋愛感情はあまりなく結婚。年齢的に卵子が弱り妊娠困難。「でも子どもは欲しいから」と不妊治療を継続。50近くになり、ようやく養子を考えても、断念せざるを得ない状況に・・・。

     野田聖子議員だけではないでしょう。女性の社会進出、晩婚化、男性への要求度の高さ、男性たちの草食化などにより、40近くまで結婚しないで過ごす女性は急増中

     そうした女性たちに考えていただきたいのです。女性が社会で働き、同時に結婚・出産・育児をして家庭を持ちたいと願うのは、何ら悪いことではありません。しかし、そうした決断や実行にはタイミングがあるのです。女性の場合、人生のステージについては決断実行の時期がどうしてもあると思うのです。

     野田聖子議員はそれを願い実現していくための女性独自のタイミングを逸してきたのだと思います。野田議員が30代の内にそうした人生を送る事をはっきりと願い、実行に移していたら、妊娠はできなくても、養子縁組はできたでしょう。子どもために夫が休職するか、ご自身が政治活動休止する選択もあったはずです。

     時々申し上げていますが、自立後であれば女性の結婚適齢期は死ぬまでです。神様の恵みと導きは一生可能性があります。しかし、女性が生物学的に産む性であること、子どもに対して責任を負うことを考慮すると、実子であれ、養子であれ、子どもを育てることを願うなら、人生のステージごとに責任ある決断をしなくてはなりません。

     野田さんのように公人であり、多くの方の期待を担う女性は、どうしてもそうした決断や実行を先延ばしにせざるを得なくなるのでしょう。同じように30代のクリスチャン女性と本音の話をしていると、「為すべき決断と実行」を分かっていながら、先延ばししていることを自覚しているようです。その上で「将来に対して不安を覚えている」か「ありえないようなことを信仰と称して信じているか(失礼!)」のどちらかであることが多いです。

     「ある年齢まで結婚をしないという選択をすること」は、「(実子・養子ともに)生涯子どもを持たずに生きる可能性を覚悟すること」を意味します。

     神様は女性を産む性として造られました。いのちを宿し生み出すことは大きな恵みです。だからこそ、女性は、その「恵みの管理人」であることを覚えて、主にある人生設計をもって頂きたいのです。もちろん男性もそうでしょうが、どうしても女性はその管理責任が厳しく問われてしまいます。

     そして男性とは違い、女性はその刈り取りをリアルに迫られます。
    「30代前半で真剣に伴侶を求めなかったから、今・・・・」
    「結婚のために具体的な努力をしなかったから、今・・・・」
    「あの時、欲を出さずプロポーズを受けておけば、今頃は・・・」
    「分かっていながら決断を先延ばしにしてきたから、今・・・・」

     女性だけではないでしょうが、私たちは人生において「あれもこれも」とはいきません。「あれかこれか」の選択をした方がよい場合があります。何かを優先し、何かを諦めなくてはいけないことは多いもの。

     女性はどうしても、独身の快適さを捨てること、社会で思い切り働くこと、教会で積極的に奉仕すること、自分個人の使命に専念すること、そうしたことを捨てないと、結婚や出産育児に歩み出せない立場になりやすいもの。

     それだけに、人生のステージのどこかで何かを捨てる決断をしないと、最終的に不本意な人生を送りかねません。出産育児を神様からの恵み、使命としてお考えなら、人生全体を見通して、「恵みの管理人」としての責任を、年齢にふさわしく考えていただきたいと願うのです。

     クリスチャン男性の少なさ、教会の結婚応援体制の不備など、課題は多々あります。ご批判やご不満はごもっともです。しかし、それを決断先延ばしの言い訳にすることは間違いです。(クリスチャン男性で、牧師のアンタに言われたくないわ!だって?その通りです。ごめんなさい)

     しかし、どのような状況にあっても、年齢相応の主にある決断と責任を自覚し、それを実現させてくださる主への信仰は捨ててはなりません。

     大変、説教がましい記事となりましたが、多くの婚活系クリスチャン女性の皆さんには、野田聖子議員の人生の歩みを実物教材として、学んでいただきたいと願うのです。何も捨てずに全部を実現しようとする「全能者的あり方」は女性として本当に豊かな生き方だろうか?そのために、当人も是非を迷いながら実行した「強行突破的決断」は正しく責任あるものと言えるでしょうか?

     主にある「恵みの管理人」として、あるいは「生物学的限界を免れ得ない主の被造物」として、御心をわきまえた責任ある人生を送っていただきたく願います。
     
    | | 妊娠・出産・不妊治療 | 11:51 | comments(0) | trackbacks(0) | - |









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