命と性の日記〜日々是命、日々是性

水谷潔が書き綴るいのちと性を中心テーマとした論説・コントなどなど。
 目指すはキリスト教界の渋谷陽一+デイブ・スペクター。サブカルチャーの視点から社会事象等を論じます。
<< 小さないのちを守る会講演会のお知らせ | main | 発表!6月のアクセスベストテン >>
脳死移植法改正に応答してクリ新記事
0
     ブログ休止中とは言え、どうしてもこのタイミングでご紹介したい新聞記事が。それはクリスチャン新聞最新号(7月19日号)第二面に掲載の「脳死 臓器移植法改正論議と宗教」という記事。大和昌平先生(東京基督教大学准教授)による特別寄稿。

     先日、上記移植法の改正が成立。クリスチャンたちが聖書を基準にどう考えるか?いざという時、自分や家族が脳死患者から臓器移植を受けることを願うのか?自分や子どもが脳死の場合に移植を申し出るのか?そもそも脳死を死とする死生観に聖書信仰者は同意できるのか?

     私自身も何度かブログで脳死問題には触れてきましたが、大和先生の論説は、非常に分かりやすく問題の論点を明確に示し、聖書的な生命観を明らかにしてくれています。

     キリスト教が霊肉二元論というのは誤解。霊肉二元論は古代ギリシャの人間論。現代医学はデカルト以来の心身二元論に立っている。むしろ聖書の人間観は心身統合体。この聖書の人間観に立って大和先生は、脳死や臓器移植を論じておられます。

     さらに優れているのは、仏教学者でもある先生が、仏教も別の論拠で、機能主義的に延命を図る医療に疑問を持つこと、脳死移植が「不殺生戒」に抵触する可能性を示唆している点です。宗教的な生命観に立てば、脳死移植は慎重にならざるを得ないのが必然のようですし、私個人も同じ見解です。

     極めて高度な医療が可能となっている現代という時代、日本という社会に生きるキリスト者として、こうした問題は避けられないと思います。性といのちの尊厳を見失いつつある現代日本社会にあって、自らの性のライフスタイルや生命観を周囲の未信者に伝えることは最もインパクトある証しになるのでは?人工妊娠中絶と同様に脳死移植が聖書の「殺すなかれ」に相当する可能性があるとするなら、「御心が天で行われますように地でも行われますように」と祈る者として無関心ではいられないし、放置しておいてはならないと思うのです。

     同じ二面には日本宗教連盟からの意見書の概要を記されており、こちらもお勧めです。以下のサイトで概要がご覧いただけます。

    http://jpnews.org/pc/modules/xfsection/article.php?articleid=1739
    | | 脳死問題・臓器移植 | 10:00 | comments(0) | trackbacks(0) | - |









    http://blog.kiyoshimizutani.com/trackback/1499
         12
    3456789
    10111213141516
    17181920212223
    24252627282930
    << September 2017 >>
    + SELECTED ENTRIES
    + RECENT COMMENTS
    + RECENT TRACKBACK
    + CATEGORIES
    + ARCHIVES
    + MOBILE
    qrcode
    + LINKS
    + PROFILE