命と性の日記〜日々是命、日々是性

水谷潔が書き綴るいのちと性を中心テーマとした論説・コントなどなど。
 目指すはキリスト教界の渋谷陽一+デイブ・スペクター。サブカルチャーの視点から社会事象等を論じます。
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「嫁」ってどうよ?
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     ここ数年テレビに登場するお笑い芸人たちから耳にする古くて新しい言葉が「嫁」。「ウチの嫁が・・・」などと使うわけです。従来なら「ウチの奥さん」とか「家内が」「ウチの妻が」「かみさんが」と表現したのに取って代わっています。さすがにキリスト教界ではあまり耳にしませんが、テレビ文化に影響されやすい日本社会やある世代には広まったり、普及しているのでしょうか?

     興味深いことには、どうも「嫁」という言葉に、女性蔑視や差別、あるいは封建的な思想、家制度の名残などが込められてはいないようです。懐古趣味でも、保守反動思想でもないようには思えます。お笑い芸人達の話し振りを見ていると、以下のように感じています。

    「嫁」という言葉にある程度の愛情や時には敬意を込めているらしい。
    「嫁」は、真面目で照れくさい「家内」に代わって用いられている可能性がある。
    「嫁」は「妻」という機能的で客観的な呼称より、人情味があるように思われる。

     「嫁」=「女」+「家」→封建的、女性蔑視

     そんな連想は既に過去のものでしょうか?文化は言葉を生みますが、しかし、一旦普及した言葉は思想や文化を形成します。「嫁」という言葉にはどんな思いやニュアンスが込められているのでしょうか?それは現在の日本の結婚観を表現しているのでしょうか?それとも今後の結婚観を形成するのでしょうか?

     それはもしかしたら「専業主婦」だけを指しているのでしょうか?フルタイムの労働をしていても、専門職でも、やはり「嫁」と呼ばれるのでしょうか?「うちの母ちゃん」や「ウチのママ」よりは、好ましい表現なのでしょうか?考え始めるとキリがありません。

     男性側の主観としては、あまり悪意や蔑視傾向はなく、むしろ善意として使っているように思うのですが、「嫁」と言われる女性たちはどうなのでしょう?特に既婚者女性の意見は、お聞きしてみたいものです。

     どう思います?あの「嫁」って言葉?
    | | 夫の課題と成長 | 10:10 | comments(7) | trackbacks(1) | - |
    この内容と少し違いますが、「嫁」の意味が元々は違いますよね。

    「うちの嫁」と言ったら、意味としては「息子の奥さん」ってことになりますよね。

    その辺も変わってきたということですかね。
    | とある青年 | 2009/06/30 1:17 PM |
    私の主人は、私のことを人に話すときは必ず「妻」と言いますが、
    それは自分の家族のことを人に話すときに「父、母、兄、姉」という言葉を使うのと
    同じような感じで用いています。

    私自身は「嫁」と呼ばれても特に何も感じませんが、
    主人は「嫁」は女性蔑視の表現としてとらえているようです。
    でも嫁という言葉を使っている人を「なんだ、この人は!」と特には思いません。
    逆に、嫁よりも家内のほうが女性蔑視の表現のような気がします。
    ただ、自分が家内と呼ばれたとしても「絶対やめて!」と
    声高に言うつもりはありません。
    諦めているのではなく、こだわりがないというか(笑)。

    あと専業主婦だろうがそうでなかろうが、嫁と呼ばれる人と
    呼ばれない人はいると思います。そこに差はないと思いますよ。

    ただ、子供ができると急に奥さんのことを「ママ」とか
    「母ちゃん」と呼ぶ人がいますね。
    恥ずかしいのは分かりますが、子供ができても外では
    「妻、嫁」、家ではきちんと自分の名前を呼んでほしいものです。
    私は主人の母親ではありませんので。
    | ぽん | 2009/06/30 1:31 PM |
    とある青年さんへ。言われてみればその通り!私にとっては盲点。もしかすると、「息子であるボクの妻」=「嫁」なのかな?そうなら、親離れできていないように思えますが・・・。そうでもないようで。
    ぽんさんへ。今の感覚なら「嫁」より「家内」が嫌なのは、分かりますね。私も「家内」は使いません。おっしゃる通り、当人には名前で呼ぶのが大正解ですね。
    | ヤンキー牧師 | 2009/06/30 2:23 PM |
    ヤンキー先生、初めまして。
    いつも楽しく拝読させていただいています・・
    初コメントさせていただきます。

    花嫁・・というのは、何となく良い響きです。1日だけしか通用しませんが・・
    なので、嫁という言葉に、過剰反応しない自分がいるかな・・
    と、思います(既婚者です)。
    ちなみに夫は、結婚前からの呼び方「○○ちゃん」と、
    子どもが生まれてからも呼んでくれまして、
    夫の両親もそのように呼んでくれるので、とてもありがたいです。
    | チイ | 2009/07/01 12:35 AM |
     よく考えると「花嫁」という言葉は美化されて問題視されませんね。どうも多くの女性は、生涯、名前で呼ばれるのを願っているのでしょうね。コメントありがとうございました。
    | ヤンキー牧師 | 2009/07/01 9:45 AM |
    ヤンキー先生はじめまして。
    私は40歳独身クリスチャン女性です。
    おしゃべりがてら書き込みさせていただきます。

    私が思うに、芸人さんの雰囲気に合わせた言葉を探すと、「嫁」になってしまうのではないかと。
    人情味があるように聞こえる というご指摘に一票、です。

    「妻」=個人と個人の関係としての「夫と妻」
    プライベート(基本はほかの人の知ったこっちゃない私たち)な関係 またフォーマルな印象を与えるのかもしれません。

    「嫁」=家族内における地位役割を意味
    「集団」内での関係(集団の中でのおれたち夫婦)。フォーマルな場では昨今使われない言葉なので、かえって「嫁と言うならインフォーマルな場」という雰囲気を出せるかと。

    専業農家の嫁にどうかと聞かれるのと、芸人さんの嫁にどうかと打診されるのでは、「期待される役割」の知名度(?)がだいぶ違うと思いました。
    使う人と場によって意味が違ってきますね。これは日本の特徴でもありますが(場によって「常識」や善悪の価値観すら変わる)。その場の一員と認めてもらうためには、場の雰囲気に合わせないとアウトらしいです。

    嫁という言葉の使用によって結婚観が変わるかどうか…分かりませんね〜 
    字づらだけで「差別」と言っても、呼び方を変えるのはラベルを変えるだけの話だったりしますから。
    (ジプシーからロマに呼び方を変えるのは、「ジプシー差別反対」という意識の積極的な表明でもあるが、問題化を避けるためにロマと呼ぶだけで差別行為や意識を変えない人もいる)

    「妻」の意味で「嫁」と言っているという意味では、家に対する嫁ではなくなっているという点で、面白いですね。
    しかし「姉」を妻の意味で使うなど、親族関係をあらわす用語が家族内でごっちゃになっている言語はけっこうほかにもあるので、それらの国がみな呼称に応じた役割を表すのかどうかは難しいですが。

    とりあえず私個人としては、「嫁」にどうか と打診されたら、一定の役割を期待されているかな…と引きます。
    いきなり長文失礼しました。





    | あゆ | 2009/07/01 11:25 PM |
    現代において「嫁」という言葉を使うかどうかは、その人の結婚観の問題よりも、PC言語を使うかどうかの問題だと感じます。
    | とある学生 | 2009/07/27 5:38 PM |









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    [雑記][思考]「嫁」考
    いつもの水谷潔師のブログからだけど、少し毛色が違います。 命と性の日記〜日々是命、日々是性 | 「嫁」ってどうよ? 「嫁」は10代から20代のネット住民が好んで使う語ですね。 この場合の嫁は、「読め!」の当て字としての用法と従来の妻を意味する用語が交錯して、
    | きりなの日記 | 2009/06/30 9:25 PM |
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