命と性の日記〜日々是命、日々是性

水谷潔が書き綴るいのちと性を中心テーマとした論説・コントなどなど。
 目指すはキリスト教界の渋谷陽一+デイブ・スペクター。サブカルチャーの視点から社会事象等を論じます。
故キース・エマーソンを偲んで過去記事「ロックバンド名を和訳すると?」を再掲載
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     キース・エマーソンがお亡くなりになったそうで。先日、久米大作さんのFBを通じて知りました。 昨日は名古屋のラジオでも特集番組をしておりました。近現代のクラッシク音楽をモチーフに様々な音楽ジャンルを組み入れながらのロックは、オリジナルで、間違いなく大衆音楽史に新たな一面を記したわけです。個人的には、21世紀の現時点からすれば、苦笑してしまうような意味のなく大げさな音楽表現と歌詞、さらに無意味なパフォーマンスが好きでした。

     1970年代は日本でも大人気で、後楽園球場でコンサートをしたというから、驚きです。プログレバンドは大抵ルックスが悪く、「聴いて天国、見て地獄」とまで言われております。しかしELPは、ルックスもよく、エマーソンは山本寛斎を着用するなどファッションセンスがいいし、レイクは太る前は美青年だったし、パーマーは空手着が似合う体育会系イケメンでした。そうしたヴィジュアルとクラッシク指向のためでしょう。プログレバンドとしては珍しく日本の女性に人気があったそうです。

     キースはピアニストとして優れていると思いますが、やはり売りはシンセでしょう。ギターなしでロックが可能であったのは、やはりシンセあってのこと。初期の単音しかでないシンセと格闘するかのような演奏とパフォーマンスは、当時は、斬新かつ先鋭的でありました。

     そこで、キース・エマーソンを偲んで以前の音楽コントを再掲します。「展覧会」も「頭脳改革」も「幻魔大戦」もないただのコントです。最後のオチは今なら「桃太郎、金太郎と浦島太郎」や「次長・課長と係長」でもよかったかなーと思い返しています。

     マルチキーボード演奏の先駆者として、その偉大さは今後も変わることのない、キース・エマーソンを称えつつ。


    ヤ=ヤンキー牧師 フ=ファンキー牧師

    ヤ「昔、『王様』とかいうのが、和訳でロック歌って話題になったよな?」
    フ「王様という名前自体が、クイーンのパロディーだろ」
    ヤ「そうか、女王様に対しての王様ってわけか」
    フ「そう考えるとロックバンドの名前を和訳するってのは面白いよな」
    ヤ「ロックバンド言ってみろよ。オレが和訳してやるぞ」

    フ「じゃあ、簡単なやつから。ローリングストーンズはどうだ?」
    ヤ「初級レベルか、ズバリ『転石』だな」
    フ「ディープパープルは?」
    ヤ「『深紫』だ」
    フ「ビートルズはどうだ?」
    ヤ「『カブト虫』だろうな」
    フ「不合格!つづりが’Beet’でなくて音楽用語の’Beat’なのがミソだろーが。音楽用語入れてみろよ」
    ヤ「じゃあ、『歌舞伎虫』でどうだ」
    フ「うーん、力ずく感はあるが、まあいいだろうよ。」


    ヤ「オレの好きなプログレバンドも聞いてくれよ」
    フ「ジェネシスは?」
    ヤ「『創世記楽団』かな」
    フ「ピンクフロイドは?」
    ヤ「『桃色古井戸』だ」
    フ「フロイトを古井戸とは音訳か?若い読者は古井戸なんて日本のバンド知らないだろう」
    ヤ「若くなくても古井戸なんて知らないぞ、きっと」

    フ「イエスは?」
    ヤ「『ハイ』だな」
    フ「それじゃあ、あんまりだろ」
    ヤ「じゃあ、『』ということで」
    フ「一文字にまとめたところがオリジナルに近いから合格だ」
    ヤ「もっと、出してみろよ」
    フ「キング・クリムゾンはどうだ?」
    ヤ「『紅王』だな」
    フ「なんか、リンゴっぽいな」
    ヤ「文字にすると『紅玉』にそっくりだからな」
    フ「やっぱり食うと、歯ぐきから血が出るのか?」
    ヤ「いや、聴くと耳から血が出るぞ」

    フ「じゃあ、最後は超難問だ」
    ヤ「何だよ?」
    フ「エマーソン・レイク&パーマーを和訳してみろよ」
    ヤ「・・・・・・・・」
    フ「どうだ?これは無理だろ」
    ヤ「いいや、思いついだぞ」
    フ「おまえ、すごいなー。言ってみろよ」
    ヤ「・・・『敏いとうとヒロシ&キーボー』だ」
    フ「なんだよ、それ!ムード歌謡を三人つらねただけだろ!」
    ヤ「まあ、いつまでたってもダメな私で、三年目の浮気くらい大目にみろよってことだよ」
    フ「開き直るその態度が気に入らないな・・・」
    ヤ「それ、若い読者には、意味不明のオチだぞ」
    | ヤンキー牧師 | 音楽 | 11:48 | - | - | - |
    「イエローモンキー」活動再開に際して過去記事を再掲載
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       ベッキーに限らず聡明な美女は、才能とお金のあるクリエイターやミュージシャンに惹かれるようです。東大卒の高田万由子は、葉加瀬太郎だし、横浜国大卒の眞鍋かをりは、イエローモンキーの吉井ですから。

       ここまで読んで「そうか!楽器を始めて、作詞作曲しよう!」と思っている男子諸君は、よく考えましょう。聡明な美女が惹かれるのは、ただのクリエイターやミュージシャンではなく、あくまで「才能を開花させ、成功した結果、金持ちになった」という修飾語がついているのです。無謀なチャレンジは、やめておいた方が賢明でしょう。

       何でも今年は、申年ということで、そのイエローモンキーが復活して、活動開始したのだとか。それを記念して、かつて、その代表曲である「JAM」を取り上げた記事を、少し加筆して、再度、掲載します。人権ソングの四回目として、歌詞を紹介しました。では、以下にその記事を再掲します。



       前回まではストレートな歌だったので、今回はちょっと変化球。そこで第四回目はイエローモンキーの「JAM」。バンド名からしてスゴイですね。「イエローモンキー」とは外国での日本人への蔑称。その昔は「外道」とか「村八分」なんて名前のバンドがありました。名前からしてロックですね。それは、もう名前同様に実態も怖かったようです。
       
       この曲は、某音楽番組のエンディングテーマに採用され、視聴者からの反響により、シングルカットされるとロングセラーとなり80万枚の大ヒットとなりました。またまた、近所の図書館で発見し、レンタル。音楽としては流行とは程遠くシンプルでストレート。何でこの曲が80万枚?と思ってしまいます。ところが最後に来て、言葉にならない程、心が揺さぶられました。テーマの深さ、音楽表現の強さにちょっと驚き。


        歌詞は場面設定あるい主題設定から始まります。 
      「暗い部屋でひとり テレビはつけたまま 僕はふるえている 何か始めようと 」とテレビで何かを見て行動せねば!と思っているようですね。

       でも、何か始める歌ではなさそうです。次に題名となるJAMが登場。「キラキラと輝く大地で 君と抱き合いたい この世界に真っ赤なジャムを塗って 食べようとする奴がいても」 と歌います。多分、「赤いジャム」とは、世界中を血に染める大惨事を譬えているのでしょう。どんな悲惨な社会問題や社会事象より彼女との恋愛が大切ということなのでしょう。

       この歌は最後に急展開して終結ならぬ終結を迎えます。こんな歌詞で。

      外国で飛行機が落ちました ニュースキャスターは嬉しそうに
      「乗客に日本人はいませんでした」「いませんでした」「いませんでした」「いませんでした」
      僕は何を思えばいいんだろう  僕は何て言えばいいんだろう
      こんな夜は  逢いたくて 逢いたくて 逢いたくて 逢いたくて 
      君に逢いたくて 君に逢いたくて また明日を待ってる

       この「いませんでした」の連呼からは日本のロックなど全く聴かない私でさえ心揺さぶられました。この歌詞は私には難解です。でも多分主人公が見ていたのは飛行機墜落事故の報道、そして「いませんでした」を聞いてた時、震えが来て「何かをせねば」と思ったのでしょう。でも「何を思えばいいのか」も「何を言えばいいのか」も分からず、彼女との私的な生活に心は向いてしまい、結局、何の行動も起こさず、明日を待っているだけで終わっていくということでしょうか?

       現実の社会に違和感を覚えながら、結局は何の行動もせず、小市民的な生活に埋没する自らのふがいなさを描いているのか?それともそうせざるを得ない極度に管理化された社会を批判しているのか?うーん、不明。

       今回取り上げたいこと、それはこの歌詞の主人公が違和感を覚えたキャスターの「乗客に日本人はいませんでした」なる発言。「日本人がいなければ、いいのか?外国人のいのちの価値は低いのか?それが国際化時代のマスコミ報道か?」そんな違和感でしょうかね。

       「日本での放送なのだから、視聴者の家族知人がいないことを知らせるために必要なのであって、外国人を差別しているわけではない。」という反論もごもっとも。しかし、この歌詞にあっては「キャスターの嬉しそうな表情と語調」に違和感を覚えたのでしょう。

       以前、「乗客に日本人はいませんでした」のように自国民の無事を伝えるのは世界中で日本だけだと聞いたことがありますが、本当でしょうか?島国で鎖国を経験し、キリスト教的文化が内面に根付かない日本人はやはり隣人愛の概念が欠けているのでしょうか?

       ルカ10章には同胞だけで愛し合い、サマリヤ人を差別しながら、平気で自分は隣人愛を実践していると胸を張る律法学者が登場します。彼は「誰が私の隣人ですか?(サマリヤ人はもちろん隣人ではないでしょうが)」との問いに、イエス様は「あなたもそうしなさい。」と隣人を制限して、愛せる相手だけを愛する偽善的隣人愛から、現実に出会う傷ついている人を差別を超えてまで愛する聖書的隣人愛への転換を迫りました。愛国心というものが、自国民のみを愛し、外国人と国内の少数民族を排除するものとならないことを願うばかり。

      「乗客に日本人はいませんでした」
      「いませんでした」
      「いませんでした」
      「いませんでした」
      日本のクリスチャンは何を思えばいいんだろう 
      日本のクリスチャンは何て言えばいいんだろう


      〈付記〉「日本人はいませんでした」つながりでは、1997年のペルー日本国大使公邸占拠事件を題材とした中島みゆきの「4.2.3.」が同様の内容を歌っています。歌詞はこちら。

      http://www.utamap.com/showkasi.php?surl=E04001
      | ヤンキー牧師 | 音楽 | 11:57 | - | - | - |
      嘆きの詩編は「古代イスラエル版ブルース」だったのか!
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         本日からクリスマスまでは、記事のラッシュ状態になりそうです。多分、日に2,3回の更新をするでしょう。本来の記事はあまりなく、様々な告知と昨年のクリスマス関連記事を再アップしていきます。


         さて、本ブログは基本的に神学などは扱わず、サブカルチャー路線なのです。昨日の記事などは例外中の例外です。そういうわけで、神学系ブログはあまり紹介しないのですが、今回はこの記事をご紹介します。

        ブログ「鏡を通して」
         Even Saints Get the Blues(信仰者と嘆きの歌)(1)


         先日は、このブログ中、藤本先生のゲスト投稿を紹介しましたが、今回は別の意味でご紹介。いつもは神学的な記事が多いのですが、この記事は切り口がとってもサブカルチャーなのです。 U2のボノの発言から、嘆きの詩編を扱っているのです。

         この記事はU2好きのロックファンはもちろんのこと、私としては、ブラックゴスペル関係者にお読みいただきたいです。よくゴスペルとブルースは違うと対立的に説明がされます。たとえば、「神様に希望を見出すのがゴスペルで、神様なしで失望して嘆くのがブルース」のような区別です。「神様あり」だとゴスペルで、「神様なし」だとブルースだという説明です。

         多分、これは間違いではないのでしょうが、ちょっと乱暴なのかもしれません。そこまで、はっきりとした区別はできないという見解もよくお聞きします。アメリカのマイノリティーの専門家である藤井創先生が、金城学院大学の宗教主事だった時にお聞きしたのですが、「もともと、ゴスペルとブルースに区別はなかった」ということでした。昔は、ゴスペルを歌う黒人クリスチャンたちは、ブルースも歌っていたのです。多分、信仰を持ちながら、信仰的に嘆いていたのでしょう。


         私はご紹介した記事を読みながら、つくづく思ったのです。

        「そりゃ、神様、信じてたって、奴隷暮らしなら、ブルース歌うよなー」

        さらにこう考えました。

        「そりゃ、神様、信じてたって、捕囚状態だったり、ダビデのような試練にあえば、ブルース歌うよなー」

        「そりゃ、神様、信じてたって、日本の労働環境下、奴隷・社畜状態ならブルース歌うよなー」

        「そりゃ、神様、信じてたって、異教的社会にあって心理的捕囚状態に陥れば、ブルース歌うよなー」

        「みなみななみさんの名著『信じてたって悩んじゃう』ならぬ『信じてたって嘆いちゃう』だよなー」

        希望=信仰」で「嘆き=不信仰」てな、単純な話ではないよなーと。

        信仰的嘆き」とか「信仰者ならではの嘆き」ってあるんだろーなーと。

        「確かに教会に嘆きがないよなー。嘆くべき嘆きを神様に届けていないのかも。」

        「神様に向かって嘆かないなんて、水くさいのかも?神様だって寂しいんじゃないの?」

        「いや、『信じてたって嘆いちゃう』ではなくって、『信じているから神様に嘆いちゃう』でないの?」

        そんなことを思ったのです。

         
        U2のボノがご指摘の通り、嘆きの詩編は、「古代イスラエル版ブルース」なのでしょうね。

        いいえ、むしろ、アフリカ系アメリカ人が生み出したブルースの方が、「20世紀アメリカ版嘆きの詩編」なのかもしれません。


         サブカルチャーな切り口なので、本ブログの愛読者には、これから神学的な考察に移行したとしても、すんなり入るのではないかと思い、ご紹介し申し上げます。
        | ヤンキー牧師 | 音楽 | 10:15 | - | - | - |
        世にも意外なクリスマスソング(4)セルフ・プロテストソングとしてのさだまさしの「遥かなるクリスマス」
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           このシリーズ、今日で最終回にしましょう。

           まずは、歌詞はこちら。

          さだまさし「遥かなるクリスマス」歌詞


          youtubeならこのバージョンがお勧めです。
          2007年の夏、広島球場というロケーションは意味があるでしょうし、歌詞も出るので。

          さだまさし「遥かなるクリスマス」


          yahoo知恵袋にあった歌詞の意味についてのQ&Aも意義深いでしょう。

          さだまさしの「遥かなるクリスマス」の歌詞について・・・


           クリスマスと絡めた反戦ソングは数あれど、これはある意味、意外です。

          「戦争反対」という掛け声で政権や体制を批判しているのではないからです。

           ここで繰り広げられているのは、他者批判ではなく、むしろ、正直で純粋な自己批判です。

           自分の卑劣さ小市民ぶり次世代への責任意識の甘さ、世界中で奪われる命に対しての積極的無関心、クズ以外の何物でもない自分に向き合いながら、自責の念に駆られ、葛藤しながら、平和を希求しているのです。

           自分を安全地帯にも、正義の味方にも置くことなく、むしろ、戦争の加担者、協力者たる自らに気が付き、それを認めて、悔いながら、次世代の幸福と平和を願っていくその真実さこそ、それぞれの政治的見解を超えて共感を呼ぶのだと思います。

           心刺されるフレーズが満載です。心えぐられるようなか歌詞の連続です。この歌は、平和のために誰かに対して怒る歌ではありません。むしろ、歌の主人公と共に、自らの心を痛めて、平和を願う歌です。その意味で、この歌はプロテストソングだとは、私は思いません。プロテスト対象が、為政者や体制や世界ではないからです。

           この歌がプロテストしているのは、戦争の加担者、協力者となりかねない自らだからです。その意味で、この歌は「セルフ・プロテストソング」と言えるでしょう。それはクリスチャンにとっては「平和をつくる者」となるチャレンジでもあるはずです。

           セルフプロテストという意外性の故に、最終回として、このクリスマスソング、紹介しました。
          | ヤンキー牧師 | 音楽 | 16:41 | - | - | - |
          世にも意外なクリスマスソング(3)〜トニー谷の「サンタクロース・アイ・アム・橇(ソーリー)」
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             この記事は昨年アップしたものですが、本年も再度アップします。記事は昨年のままです。故大瀧詠一氏が選んだ和製クリスマスソングNo.1の紹介です。


             さて、「あなたの選ぶ和製クリスマスソングNo.1」という企画があったら、皆さんはどの曲を選ぶでしょうか?多分、最多得票となるのは、山下達郎さんの「クリスマス・イブ」でしょう。様々なジャンルのミュージシャンがカバーしていますが、世界標準のスタンダードと言える名曲だと思います。

             個人的には、坂本龍一の「戦場のメリークリスマス」も推したいですね。クラッシク畑で近現代音楽を学んできたからこそ誕生したポピュラー界の異色の名曲と言えるのでは?エキゾチックで和声がない?と思われるこの曲は、ドビュッシーのピアノ曲「塔」と同じ発想で作曲したのでは?と邪推しています。

             童謡部門では、「あわてんぼうのサンタクロース」がダントツです。作曲はあの小林亜星さんなんですね。最後まで詩を読むと、結局「再配達」となることが分かります。今となれば、宅急便の再配達を彷彿させる歌詞となっています。

             
             そして、今回、お知らせしたいのが、あの故大瀧詠一さんが、「和製クリスマスソングNo.1」に選んだ曲です。昨日の午前は、所属教会に妻がつくったケーキを届けました。行き帰りの車中で聴いたラジオは、クリスマス特集で、日本におけるクリスマスの歴史やクリスマスの歌も紹介。

             この中で、故大瀧詠一氏が和製クリスマスソングNo.1と評していた曲が紹介されました。コミックソングのようにも思えるのですが、実によくできたコンセプトと歌詞で感心しました。その曲とは、 トニー谷さんが歌う「サンタクロース・アイ・アム・橇(ソーリー)」。トニー谷さんについては私はぎりぎり生で見ていた世代だと思います。植木等さん同様、再評価されるべき歌手なのかもしれません。

             78回転SPで再生される動画でお聞きください。
            トニー谷「サンタクロース・アイ・アム・橇」 - YouTube

             
            この曲のポイントは、サンタが貧困者で底辺労働者であるという設定と思うのです。チャップリンのようなペーソスとユーモアの同居がこの歌の魅力でしょう。サンタは自らを「ニコヨン」と呼んでいます。これは差別語で放送禁止用語でもあるはずです。元祖クリスマス礼拝の招待を受けた羊飼いは、当時のユダヤ社会にあっての被差別者でした。サンタが、社会的差別を受ける日雇い労働者であったというのも、意外と聖書的なのかもしれません。


             「ニコヨン」が分からない方は、このブログ記事が的確な説明と共に周辺的なことまで、教えてくれているので参考にして下さい。
            「ニコヨン」の言葉が出来た日

             この記事で引用されている「山谷ブルース」の作者、フォークの神様と呼ばれた岡林信康が牧師子弟で、同志社神学部卒なのも、考えさせられます。


             はてさて、トニー谷さんが歌う「サンタクロース・アイ・アム・橇(ソーリー)」は「あなたの選ぶ和製クリスマスソングNo.1」の候補曲くらいには、なったでしょうか?
            | ヤンキー牧師 | 音楽 | 20:15 | - | - | - |
            世にも意外なクリスマスソング(2)ゴスペル演歌「イエス来たる」
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               今回の意外さは、演歌によるクリスマスソングということです。演歌での賛美と言えば10年以上前のこと、ゴスペル演歌の大御所である上野五男師が歌われるのを間近でお聴きしたことがあります。師の代表曲を紹介しておきましょう。

               上野五男「神は愛です。」


               そして、今回紹介するのは、こちらのクリスマスソングです!
               
               演歌フレンズ「イエス来たる」  

              youtubeでライブ映像?を見ることができます。
              演歌フレンズ「イエス来たる」  


               メンバーに知人がいるので、個人的にはひそかに応援しているゴスペルユニットでもあります。この曲、厳密にはクリスマスソングではなく「演歌版・キリストの生涯」なのでしょう。でも「やって来ました救い主」と歌いだす1番はクリスマスソングに相当するでしょう。「やってきたましたとの降誕の告知」→「聴衆にとっての意味」→「ありがとうとの応答」という流れは、実に聖書に忠実だと思うのですが、どうでしょう?


               私のFB友だちで時々「いいね!」を下さる”Zou Azarasi”さんが、この曲をカバーしています。しかも、インターネットラジオ放送をしておられ、その中で披露しています。

              インターネットラジオ 「ゴスペル演歌でええんかい」第45回
              https://www.youtube.com/watch?v=Cnp8hfWGjYQ

               同曲以外に「ナルド」による「マリヤとヨセフのバラード」と群馬弁による聖書朗読があります。群馬弁は、きっとご高齢の群馬県人の心に届くだろうなーと思います。都市部に出ている群馬県人などは神様の語り掛けに涙するのでは?ゴスペル演歌や群馬弁聖書朗読で地域の方々の心に届こうとの愛と宣教の思いには脱帽です。


              参考までに、3年ほど前にも演歌賛美についての記事がありますので、よろしければご一読を。

              演歌による賛美は可能か? (06/30)


               というわけで、「演歌」というスタイルにおいて、意外性を持つ演歌フレンズの「イエス来たる」のご紹介でした。
              | ヤンキー牧師 | 音楽 | 18:18 | - | - | - |
              世にも意外なクリスマスソング(1)意外と聖書的なクイーンの"Jesus"
              0
                 以前、日本で人気のロックバンド、クイーンのデビューアルバムに"Jesus"というタイトルの歌が含まれているのを知りました。どんな歌なのか?と興味があったわけです。きっとロックだから、キリスト教への批判や教会への風刺が歌われているのだろうと思っていました。先月、このアルバムを愛知県図書館で見つけて、借りました。

                 ”Jesus”はファーストアルバムの全10曲中の9曲目に収録されており、10曲目はインストで、フィナーレのような曲調です。ですから事実上、この曲の歌詞は、デビューアルバムの最後に残すメッセージとなっています。音楽的には後の多様で洗練された楽曲に比べれば、洗練されておりませんが、イントロの最初が三拍子で変拍子的錯覚を起こさせたり、サビの二回目頭をシンコペにしたりと各所にある工夫やちょっとサイケなインスト部分は、オリジナリティーがあると感心します。

                 歌詞の内容は、福音書が記すイエス様の物語です。繰り返させるサビは”All going down to see the Lord Jesus”となっております。フレディーの作詞ですが、「人類のリーダー」としてのイエス様を歌っています。ラストは、「三人の博士から始まった」と歌うので、その意味でクリスマスソングと言えなくもないです。

                 クイーンは、暴力衝動や大人社会への反抗といった従来のロックとは異なる美学をコンセプトとしたバンドだと私は思います。彼らはこの後もいくつかブラックゴスペルのような楽曲をヒットさせますし、歌詞に聖書的背景をもったものも少なくないようです。先日は、仮想でマツコデラックスの奨励をアップしましたが、バイセクシャルであったらしいフレディーはどんな思いで、イエス様のことを考え、教会を見ていたのでしょう?

                 興味関心のあるかたはご覧ください。

                同曲の歌詞のついたyoutubeはこちら。

                https://www.youtube.com/watch?v=z0J_kuTib1w

                 こちらはスペイン語訳のスーパー付き。背景の画像は多分、あの映画でしょう。歌詞にピッタリの画像でいいですね。間奏部分を観て「宮清めってロックだなー」と妙に感心しています。これは、感動するやら笑えるやらでしょう。

                https://www.youtube.com/watch?v=haVKr_EkC8I


                 クイーンのクリスマスソング?である"Jesus"、「意外と聖書的じゃん」と思いましたが、読者の皆様の評価はいかに?
                | ヤンキー牧師 | 音楽 | 16:51 | - | - | - |
                少数者音楽、少額観賞道(3)〜「ナクソス・ミュージックライブラリー」の巻
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                   クラッシク・ファンに超お勧めなのが、「ナクソス・ミュージック・ライブラリー」です。特に入手困難な現代音楽を聴くには最適です。これはクラッシックを中心とした100万曲の音楽が配信されて、聴くことのできるシステムです。こちらでは、そのシステムが分かり、最初の30秒程度の視聴が可能です。

                   「ナクソス・ミュージック・ライブラリー」
                  http://ml.naxos.jp/

                   通常は、入会をして月々2000円程度を支払うと全曲が聴けるのですが、何と!無料で全100万曲をいつでも聴くことができるのです。地域や大学の図書館の一部は、このライブラリーと契約し、図書館利用者が自宅などで、無料で聴けるようにしてくれています。

                   私は、愛知県図書館で手続きをして、全くの無料で聴いているところです。登録のためには一回だけ直接名古屋城近くの愛知図書館に行く必要がありますが、それ以降は無料聴き放題です。愛知県在住者はもちろんのこと、学校や職場が愛知県内にあり、その証明ができれば、登録可能だったと記憶します。

                   「ナクソス」と聞いて、最初は「ナクソス・レーベル」のCDだけの配信だと思っていました。ナクソスはクラッシクのCDを、若手や有名ではない演奏者を中心にして、1000円で売り出し、ブレイクしたレーベルです。ナクソスだけだと思って、それほど期待していなかったのえすが、ナクソス以外のレーベルを多く配信しており、一流の演奏者たちの演奏を聴けるのです。

                   たとえば、アルバンベルクSQなどは、代表的作品はほぼこのライブラリーで聴くことができます。また、マイナーな作曲家の曲が配信されていることもマニアックなファンにはうれしいです。アジア諸国や南米のクラッシク作曲家の作品も、多くあります。

                    ナクソスレーベルは、「日本の現代作曲家シリーズ」を出していたので、日本の現代音楽家のレパートリーは広いです。名前を入れて検索すると、あまり有名でない作曲家までヒットするはずです。黛敏郎の「涅槃交響曲」も初体験。これは、いわば「春の祭典」の仏教版でしょう。めちゃめちゃ異教的な法悦の世界です。初期のストラヴィンスキーが好きなノンクリスチャンには、受けるのでは?と思いました。

                   私は、お金を出して買うのは冒険なので、これまで聴けなかった作品をいくつも聴くことができました。有名なジョン・ケージの「4分33秒」を初体験。聴いた演奏では、やはり楽音は皆無で、鳥がさえずり、人が動く音がしていました。同じくケージの「七つの俳句」は、まさにピアノソロの7連の俳句で、一句が10秒程度で、これには感動するやら、笑えるやら。こんなに短くて面白い現代音楽はないでしょう。

                   同じくお金を出す勇気がなくて聴けなかったのが、吉松隆の「アトミック・ハート・クラブ組曲」。1番も2番もこのライブラリーで聴けて、満足。名前から分かるように、この作品は、プログレッシブ・ロックとビートルズをモチーフにしたとても、ポップでロックな音楽が、クラッシクの形式の中に組み込まれています。

                   また、結構マイナーな作品でも、演奏者の聴き比べができるのも、うれしいです。戦後の現代音楽に私の目を開かせてくれたメシアンの代表作とは言えいないような作品「渓谷から星たちへ」は、このライブラリーでは、5組の演奏者のCDを聴き比べることができるのです。これは、うれしかったですね。

                   クラッシク以外は、あまり一流の演奏者はいません。古めのジャズは、ジャイアントの演奏を聴くこともできますが、モダンジャズとロックとポップは、無名のアーチストが中心です。それでも、まれにビッグネームがいたりするので、見つけるのが楽しいです。個人的に驚いたのは、ロックの中にSBBというバンドを見つけたこと。SBBは、ポーランドのベテランロックバンドで、プログレッシブロックを演奏していたバンドです。これが、面白いバンドだったのが、ロックでは唯一の収穫でした。

                   それ以外には、ゴスペルや宗教音楽、多分ポルトガル語による聖書朗読などもあり、クリスチャン読者には、貴重な音源が見つかる可能性もあります。

                   普段はPCで音楽を聴かないのですが、結構、音質もよくて満足しています。お近くの図書館が契約をしていれば、こんなすごい恩恵にあずかることができるのです。クラッシクファンには、お勧めです。特に現代音楽、さらにとりわけ日本の現代音楽の愛好者には、超おすすめです。

                   というわけで、三回にわたり、「少数者音楽、少額観賞道」を連載しました。取り上げた音楽もマニアックでしたが、このシリーズ自体が「誰が読むの?」「読んでわかる人どんだけいるの?」になってしまいました。次からは、もう少し一般的なテーマを扱いますので、見放さずにご愛読を。
                  | ヤンキー牧師 | 音楽 | 19:14 | - | - | - |
                  少数者音楽、少額観賞道(2)〜関東編「ジャニス・レコードの巻」
                  0
                     K2レコードを発見して、2か月後のこと。ラジオ収録のために、お茶の水のPBAへ。スタッフ中に極めてマニアックな音楽趣味の青年がおりましたので、「K2レコード知ってる?」と尋ねた私に、逆に教えていただいたのが「ジャニスレコード」であります。

                     どうも、K2レコードに勝るようなマニアックな品揃えのようです。しかも、OCCビルから歩いていける神保町です。さっそく、収録後に尋ねてみました。

                    ジャニス・レコード」のサイトはこちら。
                    http://www.janis-cd.com/janis/

                     同店の内部の写真や歴史については、こちらの記事が参考になるでしょう。
                    ジャニス・レンタルCDの秘境
                    http://jp.residentadvisor.net/feature.aspx?2403

                     プログレはK2レコード並ですが、通好みのものが多く、うれしい限り。やはり、「日本のプログレ」なるコーナーがあり、100枚程度あったのでは。個人的に大好きな「新月」などは、関連CDが全部そろっており、ビックリ。2万円程度かけて集めたのが、2千円で借りられることを知り、うれしいやら、悲しいやら

                     一番驚いたのは、現代音楽のコーナー、何と!ジョン・ケージやシュットクハウゼンのCDが、それぞれ30枚も置いてあるのです!「誰が借りるの?」と思うのですが、きっと関東中からマニアが借りに来るのでしょう。ロックファンにも人気のスティーブ・ライヒやアルヴォ・ペルトなども、日本で出ている代表的なCDは、ほとんどそろっているようです。

                     圧巻は、メシアン全集(ほぼコンプリート)CD32枚組が1600円で借りられることです。しかも、演奏者はメシアン演奏の第一人者かそれに準ずる方ばかりです。もともと1万6千円ほどで売っていたのを見たことがありますが、それにしても安すぎます。一枚あたり50円ではないですか!

                     K2レコード同様、多く借りれば割安ですし、遠隔地の場合は、郵送で返却可能です。他にもいろいろお値打ちなサービスがあります。そうそう、ジャニス・レコードに入会する時は、会員の紹介だと入会費が200円引きになります。また、紹介した会員も、ポイントをもらえたり、無料レンタル券がもらえます。ですから、この記事を読んで入会する方は、お互いの幸せのために、入会時には、「会員番号115640の水谷潔という方からの紹介です。」と言いましょう。あなたは200円の節約になり、私は次の来店時に、1枚無料レンタル券がいただけて、ウィンウィンとなるわけです。


                     というわけで、以上、「少数者音楽・少額観賞道」の二回目でした。この情報が、ご苦労と出費の多い、少数音楽愛好者の皆様の助けになれば、感謝です。

                     
                    | ヤンキー牧師 | 音楽 | 08:21 | - | - | - |
                    少数者音楽、少額観賞道(1)〜関西編「K2レコードの巻」
                    0
                       ロックはほぼプログレしか聴きません。しかも、東欧諸国や南米のプログレまで愛好する病的マニアぶりであります。聴くクラッシクの80%以上は現代音楽で、バルトークやストラヴィンスキーが中心でなく、戦後に活躍した作曲家の作品もけっこう聴いたりします。というわけで、私の聴く音楽は、いわば「少数者音楽」と言えるわけです。

                       こうした少数者音楽の愛好者ですと、二つの困難があります。まずは、音源を手に入れることの困難とメジャーな音楽と違いお金がかかることです。CDはTSUTAYAでレンタルしていませんし、欲しい時には既に廃盤とか、入手困難なわけです。さらに、オークションなどでは、かなりの高値が付いてしまいます。

                       そんな苦労が、今年になって解消しましたので、そのことをご報告します。ようやく、少数者音楽を少額で楽しめる道を見つけたのです。いわば「少数者音楽、少額観賞道」が開かれたのです。三つの道が開かれたので、三回にわたりマニアックなレポートをすることといたしました。

                       まずは、今年の5月に知ったのが、大阪は日本橋のK2レコードであります。この店は、マニアックなCDばかりを集めて、レンタルしているのです。日本橋駅から、南に少し歩くと、秋葉原に似た風景が。この辺りは関西におけるオタクの聖地らしいです。

                       K2レコード

                       その時はプログレ目当てで、来店。プログレだけで棚4つ分程あったでしょうか?別の場所には「日本のブログレ」というコーナーまであり、100枚弱のCDがあったでしょうか?お店のこだわりなのか?ZABADAKのCDが10枚もあり、驚愕!

                       少しだけ現代音楽を見ると、これも棚二つ分はあったでしょう。当然、バルトークやストラヴィンスキーは、ありません。どちらかと言えば、クラッシク愛好家向きではない現代音楽が多かったです。びっくりしたのは、「一柳彗」という見出しがあったこと。一柳氏は、あのオノ・ヨーコの前夫です。多分、ジョン・レノンの前の夫だと思われます。現代音楽か、というよりは前衛音楽家と呼ぶ方がふさわしいでしょう。ご存知ない方は、wikipediaをご覧ください。

                       wikipedia「一柳彗」

                       
                       K2レコードは上手に利用すれば、1枚あたり300円未満で、マニアックなCDや入手困難な音源がレンタルできます。遠隔地からの利用者は、郵送で返却が可能で、郵送料もそれ程高くはありません。特に7枚以上のレンタルで郵送料無料となりますし、15枚以上を借りると1枚当たり250円未満となります。(詳しくはサイトの「ご利用案内」と「各種サービス」を参照)

                       さっそく入会。入手困難、あるいは中古でも高価で手の出なかったヨーロッパと日本のプログレCDを7枚借りて、帰宅。音楽の内容以上に、安価で入手困難な音楽を聴けた「お得感」がうれしかったです。正直、こんな店舗が全国にできたら、マイナーな音楽文化は、少なくとも音源制作企業は、危機に瀕するかもしれないと思いました。

                       というわけで、「少数者音楽、少額観賞道(1)〜関西編「K2レコードの巻」でした。少数者音楽を愛好し、苦労しておられる皆様に、これが朗報となれば、感謝です。
                       
                      | ヤンキー牧師 | 音楽 | 19:22 | - | - | - |
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